植木朝子『風雅と官能の室町歌謡 五感で読む閑吟集』角川選書、2013年
同志社女子大学で開催された今様の会で植木朝子(ともこ)氏のことを知った。朧谷寿先生の町家講座での案内だったと思う。その後、植木朝子氏は祇園甲部の都をどりの構成、作詞をされている(2014年から、コロナで休演以外は、全部観てきた。)。同志社女子大学の学長を2020年より勤められている。真鍋昌弘氏が岩波文庫で『閑吟集』を出版したので、この本を引っ張り出してきた。繋がりが重要なのである。今までは、本書を今様、催馬楽の後に位置付けていたが、歌謡史の中ではあまり顧みられてなかったと思う。この小歌(こうた)集は私のスキームのなかで忘れられていたのである。
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