古都を旅する

長谷寺

週刊新潮の「とっておき私の奈良」山折哲雄氏の3回目は「長谷寺」だった。山折氏は登廊を此岸と彼岸を渡す「橋」と見立てた。観音浄土へ西国三十三所参りで訪れて本尊の十一面観音像の御足に触れたことを私も思い出した。和紙を介してだった。脇侍の記憶はな...
旅の時間

享保雛ふたたび

今年も、東吾妻町の片貝家の享保雛を見てきた。七福神がなんともめでたい気がする。きびの菱餅を焼いて食べた去年が懐かしくなった。
書籍目録

2015年02月購入図書

2015年02月購入図書 【歴史】 有馬哲夫『昭和史を動かしたアメリカ情報機関』平凡社新書、2009年 市大樹『飛鳥の木簡ー古代史の新たな解明』中公新書、2012年、2015年第4版 上田正昭『「古代学」とは何か』藤原書店、2015年 江藤...
書籍目録

2015年02月購入古書

2015年02月購入古書 【思想】 多田道太郎責任編集『日本の名著46 大杉栄』中央公論社、1969年 穂積重遠『新訳孟子』1980年 【歴史】 江藤淳編『占領史録1 降伏文書調印経緯』講談社学術文庫、1989年 江藤淳編『占領史録2 停戦...
読書時間

『明暦の大火』(1977)

黒木喬『明暦の大火』講談社現代新書、1977年 石出帯刀吉深の『所歴日記』(駒敏郎, 森谷尅久, 村井康彦『史料 京都見聞記 第一巻 紀行Ⅰ』宝藏館、1991年収録)を読んでいて、解説に明暦の大火で活躍とあったので、調べたいと思っていた。 ...
古都を旅する

太子道

週刊新潮の「とっておき私の奈良」山折哲雄氏の2回目は「太子道」だった。太子道(たいしみち)は法隆寺から明日香村まで全長20キロある。山の辺の道と違い整備されているとは言い難い。 プラス1は「安墸町歴史民俗資料館」だった。太子道から少し外れる...
読書時間

『榛名図式 桑原辰雄詰将棋作品集』(2015)

桑原辰雄『榛名図式 桑原辰雄詰将棋作品集』双峰社、2015年 『榛名図式』にて『妙義図式』(1974年)『赤城図式』(1988年)と合わせて上毛三山達成である。真にめでたい。この120番に27年の歳月がある。
ひととき

65 「釘を拾う」千宗室

ひととき 2015年3月号の千宗室さんの京都の路地まわり道は「釘を拾う」だった。鴨川へジョギングするために向かう途中の寺で足場の撤去したあとに釘が残っていないか、万が一を考えて翌朝点検している旧知の葬儀屋さんを見掛ける話だ。「まだ熟し切って...
読書時間

『将棋魔法陣 二上達也詰将棋作品集』(2015)

二上達也『将棋魔法陣 二上達也詰将棋作品集』日本将棋連盟、2015年 二上達也『将棋魔法陣』は1953年に清水考晏氏が謄写版刷りで詰将棋クラブ版として発行したのが最初である。この年は二上達也氏が六段に昇段する。21歳という凄い才能である。 ...
読書時間

『本のなかの本』(1990)

向島敏『本のなかの本』中公文庫、1990年 毎日新聞の日曜版に1982年9月5日〜1985年8月25日まで連載した「とっておきの本」をまとめた『本のなかの本』(毎日新聞社、1986年)を1990年に中公文庫にしたもの。 取り上げた作品は15...