読書時間

『片岡義男 本読み術ー私生活の充実(シリーズ日常術12)』(1987)

甘夏書店さんで入手した片岡義男著『片岡義男 本読み術ー私生活の充実(シリーズ日常術12)』(晶文社、1987年)を読む。 そもそも、この本は持っていたので「古書空間」のカテゴリに入るのはおかしいのだか、手放してしまったとみえる。 「本を読む...
古都を旅する

平城宮跡

週刊新潮の「とっておき私の奈良」山折哲雄氏の1回目は「平城宮跡」だった。「奈良の空は日本一」だという。青々と澄んだ空が高く奈良盆地を覆うさまを想像してみた。小野老朝臣が太宰府で詠んだ「あをによし寧楽の京師は咲く花の 薫ふがごとく今盛りなり」...
古都を旅する

赤膚焼大塩正人窯

週刊新潮の「とっておき私の奈良」作家の島村菜津さんの4回目は「赤膚焼大塩正人窯」だった。赤膚焼は奈良の西ノ京の五条山の麓にある窯場である。島村さんは正人(まさんど)窯の器に一目惚れしたという。 プラス1は「樫舎(かしや)」という和菓子屋であ...
古都を旅する

清澄の里「粟」

週刊新潮の「とっておき私の奈良」作家の島村菜津さんの3回目は「清澄の里「粟」(きよすみのさとあわ)」だった。奈良の伝統野菜を作って店で食べさせてくれる。しかも☆ひとつもらっている。まず、奈良ではどこで作っているか分からない野菜ではなく伝統野...
読書時間

『老舗考』(1980)

「老舗」について、鰻屋で、どういうものなのかという話を知人としてみたが、うまい説明が見つからなかった。明治40年創業のこの店は「老舗」と言えるのだろうか。知人の「老舗リスト」には入っていないという。「老舗」を手元にある岩波古語辞典を引いてみ...
書籍目録

2015年01月購入古書

2015年01月購入古書 【思想】 大河内一男編『現代日本思想大系〈第15〉社会主義』筑摩書房、1962年 松田道雄編『現代日本思想大系〈第16〉アナーキズム』筑摩書房、1963年第2刷 【京都】 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本...
書籍目録

2015年01月購入図書

2015年01月購入図書 【思想】 大竹弘二、國分功一郎『統治新論 民主主義のマネジメント (atプラス叢書)』太田出版、2015年 小田実『でもくらてぃあ【小田実全集】』講談社、Kindle版、2012年 南直哉『善の根拠』講談社現代新書...
古都を旅する

玉井製麺所

週刊新潮の「とっておき私の奈良」作家の島村菜津さんの2回目は「玉井製麺所」だった。三輪素麺はスローフードである。この初瀬川の側の玉井製麺所は大正2年創業した。三代目の素麺師の玉井昭治が天日干しは最後になったという。三輪素麺の天日干しの風景も...
読書時間

『とくとく花仙』(1991)

丸谷才一、大岡信、井上ひさし、高橋治『とくとく花仙』文藝春秋社、1991年 文學界の以下の花仙をまとめたもの 菊のやどの巻 1989年新年特別号 大魚の巻 1990年新春特別号 加賀暖簾の巻 1990年8月号 ぶり茶飯の巻 1991年5月号...
読書時間

『茂山千五郎家のおまわり』(2003)

和らいの炊いたん 和らいの和えたん 和らいの揚げたん 和らいの焼いたん 和らいの炒めたん 「おまわり」とはおかずのことである。 茂山千五郎監修『茂山千五郎家のおまわり』(ロック・フィールド、2003年、非売品)を見ていると心が和む。