旅の時間

「『源氏』的なるものと宇治 都名所図会の世界」

「源氏なのに義経がでてこない」という苦情?に対応して宇治市源氏ミュージアムと宇治市歴史資料館との合同企画展「『源氏』的なるものと宇治 都名所図会の世界」が開催されている。世の人々の大半が、そう考えていたとして不思議はない状況があるのだろうか...
古都を旅する

神島

週刊新潮の「とっておき私の伊勢」数学者の藤原正彦氏の4回目は「神島」だった。三島由紀夫の『潮騒』の舞台で有名だ。私も高校の同級生に何度も読み聴かされたことを思い出した。恥ずかしくなるような青春の思い出だ。若き日の藤原先生も伊良湖港から鳥羽港...
書籍目録

2015年11月購入古書

2015年11月購入古書今月は買わないで終わるかと思ったら、鳩の街通り商店街で買う機会があった。【法律】沼正也『沼正也著作集22 民法を成立せしめているテーゼ群』三和書房、1982年【京都】藤原義一『京都の古建築』高桐書院、1945年再版
書籍目録

2015年11月購入図書

2015年11月購入図書しかし、重量級の本を買うと、読み進まないなあ。先月買った本を読むのが主になっている。今月買った娯楽本はすぐに読めた。そろそろ本の処分係から問合せが来るかもしれない。【歴史】瀬田勝哉編『変貌する北野天満宮: 中世後期の...
読書時間

『「読み」の整理学』(2007)

外山滋比古『「読み」の整理学』ちくま文庫、2007年「読み」には既知と未知の「読み」があると外山滋比古氏は言う。内容がわかっている文章を読む既知の読み方と、書かれている内容がよくわからない文章の読みである未知の読み方の二通りの読み方について...
散歩時間

リュートとダルシマー

リュート・ダルシマー演奏会 au PETIT PARISIENを愉しんだ金曜日の夕べを思い出した。佐藤亜紀子さんのリュートと小川美香子さんのハックブレッド(ダルシマー)が狭い部屋に響く。部屋が乾燥していると、弦の調整が難しいという。リュート...
古都を旅する

大王崎灯台

週刊新潮の「とっておき私の伊勢」数学者の藤原正彦氏の3回目は「大王崎灯台」だった。伊勢志摩半島の東南端に位置する灯台である。熊野灘と遠州灘を分ける。波切城跡は九鬼水軍に所縁の地ともいう。大王崎灯台は絵になる灯台だなあ。プラス1は「波切神社(...
読書時間

『北嶺のひと』(1986)

はやしたかし、村上譲『北嶺のひと 比叡山・千日回峰行者 叡南俊照』江青出版社、1986年、2002年第9刷叡南俊照(えなみしゅんしょう)大阿闍梨は叡南覚照大阿闍梨の弟子である。この写真集を手にしたのは、赤山禅院だったと思う。いつだったかは定...
断片記憶

片泊りの宿

片泊りの宿を考えようかと思う。何を今更と思うかもしれないが、麸屋町通の宿に何回か泊まったけれど、チェックインの時間や門限があって、続かなかった。最近は酒に弱くなったので、食べてから、お茶屋に顔を出す程度で帰るので、旅館でも良いのかもしれない...
断片記憶

散らない桜

夕方と朝に風呂に浸かって考えた。家の風呂場は洗い場こそ、別になっているが、小さい湯船があるだけで、普段はシャワーしか使わない。泊まった旅館の風呂は温泉ではないが、沸かしたてで貸切であった。槙の湯船を溢れる音が心地よく響く。檜風呂ではないこと...