リュート・ダルシマー演奏会 au PETIT PARISIENを愉しんだ金曜日の夕べを思い出した。
佐藤亜紀子さんのリュートと小川美香子さんのハックブレッド(ダルシマー)が狭い部屋に響く。
部屋が乾燥していると、弦の調整が難しいという。リュートは撥弦楽器という。指でつま弾くのだ。琵琶を連想させる形でリュートのロゼッタが繊細な彫りであることに気づく。ギターのサウンドホールとは違う。リュートのヘッドが直角に折れ曲がるのが特徴と思っていたが、真っ直ぐなのもあるという。後でリュートの絵葉書を見せてもらって確認できた。背中が丸く、また薄い板を張り合わせてでできているため非常に軽い。
ダルシマーは国によって呼び名が違うと小川さんがいう。ドイツ製のハックブレッドは、ドイツ語で叩く板という意味であろうか。打弦楽器という説明があった。スチールの弦を木のバチで軽く叩く。バチの先に鹿皮を貼った方で叩くと柔らかい音がする。木で直接叩くとチェンバロみたいに硬質とも言える音?がする。
ララバイ〜イギリス・ルネサンス期のリュート音楽(佐藤亜紀子)
メランコリア〜ダルシマーの世界〜(小川美香子)
研究所に戻って棚を見たら、ピエール・ゲドロン「コンソートのコンセール」があった。絵はどうみてもリュートだ。なぜか嬉しくなった。
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