読書時間

『資治通鑑』を読み比べる

司馬光(1019-1086)編の歴史書『資治通鑑』の抜粋本を読み比べてみたが、被りは「党錮の獄」だけであり、現代語訳に説明を加えた詳しさと送り仮名では前者がありがたく感じた。竹内照夫はルビを付けて欲しいところを素通りしている感じで、読むには...
書籍目録

2024年05月書籍往来

皐月は本の片付け作業で出て行った本を見送った。その中で、拾い出した本を書いておく。記録しておかないと思い出すことすらできないのだから。 【思想】 伊藤勝彦『天地有情の哲学 大森荘蔵と森有正』ちくま学芸文庫、2000年 伊藤勝彦(1929-2...
書籍目録

2024年05月購入図書(その7)

現代文解釈は難しい。学参を読むのも試験問題を解くのも大変である。読書猿氏の解説があるのは知っていたので、この古い本が本当に現代に通用するのか確認してみたかった。 (購入後記) kindle版がワンコインセールだったのでポチる。 【知】 遠藤...
散歩時間

合気道演武大会

知り合いが出演するというので、久々に武道館で開催された第六十一回全日本合気道演武大会を観に行く。2階は関係者でぎっしりで、立ち見になった。知り合いの演技を観てから、上に上がって座って鑑賞した。第一部の最後は道場長の自由演技が素晴らしかった。
読書時間

『五木寛之対談集 正統的異端』(1996)

五木寛之『五木寛之対話集 正統的異端』深夜叢書社、1996年 週刊新潮2024年5月16日夏端月増大号の五木寛之氏の連載「生き抜くヒント!」では、ソ連兵に平壌の家を摂取された時に桐の箱に入ったヘソの緒も持って行かれたことが書いてあった。『五...
書籍目録

2024年05月購入図書(その6)

皐月も後半は頭が疲れているので、漢文を読むことにしました。『資治通鑑』はしかし、ある時期これが読めることを目標にしていたことを思い出しました。もはや庄屋の主人が白文を読んでいた時代は過ぎ去り、ほぼ読めないものとなっています。本書は返り点付き...
古都を旅する

赤山禅院

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」国文学者の林望氏の4回目は「赤山禅院」でした。源氏物語の「夕霧」の巻の山荘を修学院離宮とするのが林望先生です。その北に赤山禅院があります。ぜん息封じへちま加持の時に伺ったことがあります。 プラス1...
ひととき

176「傘を楽しむ」千宗室

2024年6月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「傘を楽しむ」というタイトルでした。家元は着物の時は番傘、洋装だとコウモリをお使いのようです。それにしても季節を表現する家元の筆致は心地よい限りです。雨の季節は好きではあ...
読書時間

『江戸服飾史談』(2024)

大槻如電、吉田豊編注『江戸服飾史談』ちくま学芸文庫、2024年 書誌情報 『江戸服飾史談ーー大槻如電講義録』芙蓉書房出版、2001年を文庫化した。解説を読むと原題は『江戸の風俗衣服のうつりかはり』である。吉田豊氏が編集にあたり、注釈、解説、...
四都手帖

四都手帖2024年06月【編集中】

2024年06月の私的な愉しみと記憶 6月は水無月、三室戸寺の紫陽花の季節です。 奈良国立の「空海」展は気になりますねえ、行けるのやら。 【古都】 村上隆 ものもけ 京都 京都市京セラ美術館 2024年2月3日(土)〜9月1日(土) あじさ...