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『インターネットの次に来るもの』(2016)

ケヴィン・ケリー、服部桂訳『インターネットの次に来るもの』NHK出版、2016年第3刷 ケヴィン・ケリーの本は2年振りに読む。BPIAの総会で坪田氏より来年から読書会すると言われた。買うのを忘れていたのではなく、Kindle版が半額近いので...
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『新版鬼神論』(2002)

子安宣邦『新版鬼神論ー儒家知識人のディスクール』白澤社/現代書館、2002年 1.読むに至った経緯 論語塾の後の食事会である人が質問した。「子安宣邦先生の著書で英訳して欲しいものは何ですか?」。子安宣邦氏が『鬼神論』であると回答した。『鬼神...
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『応仁の乱』(2016)その3

呉座勇一『応仁の乱』中公新書、2016年 第7章 乱後の室町幕府 足利義政は一貫して寺社本所領返還政策をとった。呉座氏は「寺社本所による所領回復の動きは結果的に将軍勢力の寺社本所領への進出を促すことが多い。義政の寺社本所領返還政策は慈善事業...
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『応仁の乱』(2016)その2

呉座勇一『応仁の乱』中公新書、2016年 第4章 応仁の乱と興福寺 応仁の乱で興福寺の荘園から年貢が入らなくなると、興福寺の経営も難しくなった。そうした中、経覚(きゃうがく)が4度目の興福寺別当となる。寺務ともいう。しかし、経営再建に失敗し...
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『応仁の乱』(2016)

呉座勇一『応仁の乱』中公新書、2016年 『応仁の乱』に関して今まで、岩波新書しかなかったのが不思議なくらいだ。確かに、長く、全国に渡り、結果がはっきりしない内戦であった。戦いだけを列挙されても眠くなるだけだ。でも、太平記の方が長いとちゃう...
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『スタンフォード大学 夢をかなえる集中講義』(2016)

ティナ・シーリグ、高遠裕子訳『スタンフォード大学 夢をかなえる集中講義』CCC メディアハウス、2016年第2刷 珍しい名前だなあと思っていたら、『20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学 集中講義』(CCC メディアハウス...
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『読んでいない本について堂々と語る方法』(2016)

ピエール・バイヤール、大浦康介訳『読んでいない本について堂々と語る方法』ちくま学芸文庫、2016年第2刷 著者のピエール・バイヤールは、本を読むということどういうことなのかを考えた。読書の仕方を教えるハウツー本ではない。また、知識をどう構築...
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捨て猫

加藤楸邨『句集 猫』ふらんす堂文庫、1990年、1993年第2刷 満月やたたかふネコはのびあがり 扉絵の猫がこの句のイメージなのか。 120句の猫の句を石寒太氏が拾う。 雪踏んで蹠けむる捨て子猫
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『魔の系譜』(1984)

谷川健一の『魔の系譜』(講談社学術文庫、1984年)はもっと早く出会っておきたかった本の一つだ。 本書の主題 「本書は私の著作のなかでもっとも初期に属するものである。それだけではなく、私はそれまで胸中に溜めておいた一つの主題を、本書の中で一...
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『読書人の浅酌』(1991)

谷沢永一『読書人の浅酌』潮出版社、1991年 「浅酌」とは三省堂大辞林によれば、「ほどよく酒を飲むこと。小宴を催すこと。」とある。谷沢永一氏は酒が好きなようである。ほどよくということもその度量によって違うものである。読書人は、しかし、酒を飲...