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『スタンフォード大学 夢をかなえる集中講義』(2016)

ティナ・シーリグ、高遠裕子訳『スタンフォード大学 夢をかなえる集中講義』CCC メディアハウス、2016年第2刷珍しい名前だなあと思っていたら、『20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学 集中講義』(CCC メディアハウス、...
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『読んでいない本について堂々と語る方法』(2016)

ピエール・バイヤール、大浦康介訳『読んでいない本について堂々と語る方法』ちくま学芸文庫、2016年第2刷著者のピエール・バイヤールは、本を読むということどういうことなのかを考えた。読書の仕方を教えるハウツー本ではない。また、知識をどう構築す...
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捨て猫

加藤楸邨『句集 猫』ふらんす堂文庫、1990年、1993年第2刷満月やたたかふネコはのびあがり扉絵の猫がこの句のイメージなのか。120句の猫の句を石寒太氏が拾う。雪踏んで蹠けむる捨て子猫
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『魔の系譜』(1984)

谷川健一の『魔の系譜』(講談社学術文庫、1984年)はもっと早く出会っておきたかった本の一つだ。本書の主題「本書は私の著作のなかでもっとも初期に属するものである。それだけではなく、私はそれまで胸中に溜めておいた一つの主題を、本書の中で一気に...
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『読書人の浅酌』(1991)

谷沢永一『読書人の浅酌』潮出版社、1991年「浅酌」とは三省堂大辞林によれば、「ほどよく酒を飲むこと。小宴を催すこと。」とある。谷沢永一氏は酒が好きなようである。ほどよくということもその度量によって違うものである。読書人は、しかし、酒を飲み...
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線を引いても読めない本

谷沢永一『近代日本文学史の構想』晶文社、1964年、1977年第2刷谷沢永一氏の書いたものを読んで来たのは『紙つぶて』以降の文体だったので、『近代日本文学史の構想』(晶文社、1964年)の文体を読んで、厳密さを追求するあまり、長くなった文の...
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『無名抄 』(2013)

鴨長明、久保田淳訳注『無名抄 現代語訳付き』角川ソフィア文庫、2013年『無名抄』は鴨長明の歌学書や歌論書と思っていたが、久保田淳氏は解説で「硬質な歌論書的部分と肩のこらない随想的乃至は説話的部分とがないまぜになっている作品」であるとし「そ...
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ノスタルジーを感じる時

「心になにか屈したものがあるような日、あるいはくたびれてただ呆然と燈火の前にいるような夜、與謝蕪村の句集や画集をとりだしてきてあてもなく眺めるのはいいことだ」(芳賀徹『與謝蕪村の小さな世界』中央公論社、1986年)。芳賀徹は徒然草の第13段...
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『真田信繁の書状を読む』(2016)

丸島和洋『真田信繁の書状を読む』星海社新書、2016年真田信繁発給文書(17)を読むのが中心である。真田信繁が受け取った文書(5)も関連で読む。一般向けの本であるため、古文書そのものも解説してあり、花押にも言及している。このあたりが丸島和洋...
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『杜甫全詩訳注1』(2016)

下定雅弘・松原朗編『杜甫全詩訳注1』講談社学術文庫、2016年全4巻、流石に分厚い。1,457首が年代順に編成してある。知っているつもりの「春望」(0248)が1巻にある。安史の乱の時の詩であった。盛唐の詩にある気宇は感慨においても現れる。...