読書時間 『驢鞍橋』(1948) 鈴木正三著、鈴木大拙校訂『驢鞍橋』岩波文庫、1948年、1977年第2刷 『驢鞍橋(ろあんきょう)』は山本七平の『勤勉の哲学』で知った曹洞宗の禅僧鈴木正三(1579-1655)の言行録だ。 凡例によると、萬治三年(1660)に刊行され、寛文... 2017.11.21 読書時間
読書時間 『出羽三山 山岳信仰の歴史を歩く』(2017) 岩鼻道明『出羽三山 山岳信仰の歴史を歩く』岩波新書、2017年 1.知らなかった出羽三山 出羽三山は知っているようで知らない。まだ、訪れたことがないこともある。松尾芭蕉の『奥の細道』と森敦の『月山』くらいしか読んだことがなく、あとは山岳宗教... 2017.11.19 読書時間
読書時間 『近代史における国家理性の理念』国家を見極める思想 『近代史における国家理性の理念』国家を見極める思想 谷沢永一、渡部昇一、山崎正和、林健太郎、高坂正堯、山本七平『古典の愉しみ』PHP研究所、1983年 林健太郎とは誰か 『古典の愉しみ』の林健太郎の「『近代史における国家理性の理念』国家を見... 2017.11.18 読書時間
読書時間 『坪内逍遥訳 新修シェークスピア全集』アンビヴァレンスの饗宴 『坪内逍遥訳 新修シェークスピア全集』アンビヴァレンスの饗宴 谷沢永一、渡部昇一、山崎正和、林健太郎、高坂正堯、山本七平『古典の愉しみ』PHP研究所、1983年 山崎正和氏の体験 『古典の愉しみ』の中から山崎正和氏を通勤時間に読む。山崎正和... 2017.11.16 読書時間
読書時間 『瑞籬の香木』(1976)(その2) 池田瓢阿『瑞籬の香木』求龍堂、1976年 日本陶磁協会の「陶説」に「瑞籬の香木」が載って、夏頃に見知らぬ女性より手紙が池田瓢阿の元に届いた。以前に勅銘の香木を手に入れたが、何故名香なのかと不審に思っていたことが池田瓢阿の随筆を拝見して得心し... 2017.11.15 読書時間
読書時間 『瑞籬の香木』(1976) 池田瓢阿『瑞籬の香木』求龍堂、1976年 竹芸の二世池田瓢阿(ひょうあ)が「几楽亭雑記」と題して日本陶磁協会の「陶説」に連載したもの。 本の題名にとられた「瑞籬の香木」という篇は近衛豫楽院(近衞家熙)の言行を山科道安が記した『槐記』を長年愛... 2017.11.14 読書時間
読書時間 『古寺巡礼』日本の宿命を凝視する眼 谷沢永一、渡部昇一、山崎正和、林健太郎、高坂正堯、山本七平『古典の愉しみ』PHP研究所、1983年 私は高坂正堯の「『古寺巡礼』日本の宿命を凝視する眼」を読んで和辻哲郎の読み方を教わった気がした。 しかし、「今、思い出してみても、浄瑠璃寺へ... 2017.11.08 読書時間
読書時間 『古典の愉しみ』(1983) 谷沢永一、渡部昇一、山崎正和、林健太郎、高坂正堯、山本七平『古典の愉しみ』PHP研究所、1983年 『古典の愉しみ』は丸山有彦氏がデカルトの書簡集から谷沢永一が発想法を学んだと書いていたのが記憶に残り、いつか読んでみたいと思っていたが、何し... 2017.11.07 読書時間
読書時間 『徒然草抜書』(1990)その2 小松英雄『徒然草抜書 表現解析の方法』講談社学術文庫、1990年 第二章は謎解きを通して短絡的に読むことを戒めいてる。これはやられた感が強かった。 伴信友の堤中納言物語の虫めづる姫君による返歌の解釈のダメ出しを読んでいくと知ってる内容だった... 2017.11.06 読書時間
読書時間 「築城典刑の初版と再版」 川田久長「築城典刑の初版と再版」『書物展望 創刊號』書物展望社、1931年 我が国の活字印刷の初期 『書物展望』の最初に川田久長が書いた「築城典刑の初版と再版」を読むと、日本の活字印刷の歴史の中で漢字と片仮名の鉛活字を鋳造して印刷したのは大... 2017.11.05 読書時間