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『「朱子語類」抄』(2008)その1

三浦國雄『「朱子語類」抄』講談社学術文庫、2008年論語塾の課題図書である。kindle版も考えたが、kindle版だと、スマホで見ながらメモを取ることが難しいので(瞬間記憶力の減退)紙を見ながら入力できる本にした。音声入力も画面を切り替え...
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フランス語盛衰記(1991)

河盛好蔵『私の履歴書 フランス語盛衰記』日本経済新聞、1991年河盛好蔵は大阪府堺市出身である。そこで堺事件から話を始めた。堺事件は1868年にフランス水兵と土佐藩兵との間で起こった堺浜における攘夷事件で、明治維新になってから各地で起こった...
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『余丁町停留所』(1977)

入江相政『余丁町停留所』人文書院、1977年昭和天皇の侍従長を務めた入江相政(1905-85)の名前を久し振りに思い出したのは、書肆スーベニアの本棚にあった本の背表紙を見たときだった。同時に面長な顔を思い浮かべたのはよくテレビで見る顔だった...
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『維新の思想史』(2013)

津田左右吉『維新の思想史』書肆心水、2013年本書は岩波書店版津田左右吉全集から幕末維新の思想状況を扱った論文を集めたものである。津田左右吉全集を図書館で借りて読めば足りるが、明治維新をテーマにした編集を評価する。何故なら、津田左右吉の問題...
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『味覺極楽』(1957)

子母澤寛『味覺極楽』龍星閣、1957年小説家の子母澤寛(しもざわかん)が本名の梅谷松太郎で記者当時に1927年8月17日から10月28日まで70回東京日日新聞に連載したものを元に、当時の回想や補遺を加えて食味雑誌「あまカラ」に1954年6月...
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『兼好法師』(2017)その2

小川剛生『兼好法師 徒然草に記されなかった真実』中公新書、2017年六波羅にあった南北の六波羅探題の跡は見た記憶がない。六波羅蜜寺に平氏六波羅第・六波羅探題府の石碑がある。建仁寺の勅使門は平教盛館門とも、平重盛館門とも言われている。東福寺の...
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『瀬戸内寂聴紀行文集1 京のみち』(2007)

瀬戸内寂聴『瀬戸内寂聴紀行文集1 京のみち』平凡社ライブラリー、2007年「解説ー元気という名の病気」を横尾忠則氏が書いている。「瀬戸内さんは自分で感動したものに触れた時は誰かにその気持ちを伝えて感動を共有したいのである。寂庵から望む東山に...
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『日本の地名』(1997)

谷川健一『日本の地名』岩波新書、1997年第5刷第1章 地名の旅第2章 地名と風土第3章 地名を推理する第4章 固有地名と外来地名結語地名の旅は日和山(ひよりやま)から始まる。「全国各地に80余ヵ所ある。いずれも外海に面した港の近く、それも...
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『いっとかなあかん神戸』(2017)

江弘毅『いっとかなあかん神戸』140B、2017年『いっとかなあかん店 大阪』との違いが店という点ではなく神戸はエリア又はストリートだという。確かに三宮を歩くとトアロードや北野坂といった雰囲気の違ったエリアやストリートに出会うことができる。...
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『兼好法師』(2017)

小川剛生『兼好法師 徒然草に記されなかった真実』中公新書、2017年兼好法師著、小川剛生訳注『新版 徒然草 現代語訳付き』(角川ソフィア文庫、2017年)を読んだ時、兼好法師の出自や経歴について、従来言われてきたことは吉田兼倶による捏造であ...