読書時間 『定家明月記私抄』(1986) 堀田善衞『定家明月記私抄』新潮社、1986年第2刷「世上乱逆追討耳ニ満ツト雖モ、之ヲ注セズ。紅旗征戎吾ガ事ニ非ズ」(P7)三島由紀夫が「紅旗征戎吾ガ事ニ非ズ」と講演で言ったのはいつのことだったか。堀田善衞の『定家明月記私抄』の序の記は藤原定... 2017.06.27 読書時間
読書時間 『丹生都比売神社史』(2009) 丹生都比売神社史編纂委員会『丹生都比売神社史』丹生都比賣神社、2009年2010年10月16日(土)の例祭の日に和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野にある丹生都比売神社を訪れた。橋本からタクシーで紀ノ川を越え天野盆地を目指し果樹園の間をぐんぐん上... 2017.06.22 読書時間
読書時間 江戸初期の知のネットワーク 横田冬彦『日本の歴史16 天下泰平』講談社学術文庫、2009年、2014年第3刷第七章 開けゆく書物の世界江戸初期の知のネットワークの具体例を見ていこう。父親が福島正則の元を離れ大坂方につき敗死したため、母方の姓を名乗る三田浄久が各種の糟を... 2017.06.21 読書時間
読書時間 『日本詩人選7 紀貫之』(1971) 大岡信『日本詩人選7 紀貫之』筑摩書房、1971年、1973年第5刷大岡信が亡くなった時、最初に探した本だが、見つからなくて『岡倉天心』を読んだ。たまたま事務所で袋に入っていた本を取ると、その下にあった。勘違いとはよくあることで、全て梅原猛... 2017.06.12 読書時間
読書時間 『日本後紀 上 現代語訳』(2006) 森田悌『日本後紀 上 現代語訳』講談社学術文庫、2006年、2010年第5刷書誌情報『日本後紀』の現代語訳で、原文も併記している。索引はない。「『日本後紀』は40巻からなる編年体の歴史書で、現存するのはそのうち10巻分である。残存巻について... 2017.06.05 読書時間
読書時間 『ミシェル 城館の人 第一部 争乱の時代』(2004) 堀田善衞『ミシェル 城館の人 第一部 争乱の時代』集英社文庫、2004年、2007年第2刷『エセー』を書いたミシェル・ド・モンテーニュについての堀田善衞の伝記小説は3巻本であった。菅野昭正氏の解説が各巻にある。谷沢永一は歳をとったらモラリス... 2017.05.24 読書時間
読書時間 『辺境図書館』(2017)とは何か 皆川博子『辺境図書館』講談社、2017年0. 書誌情報『辺境図書館』は講談社「IN☆POCKET」2014年10月号〜2016年10月号に連載したもの25篇に、書き下ろし「水族図書館」を加え、索引を付けたものです。連載は2017年4月号から... 2017.05.21 読書時間
読書時間 『青銅の神の足跡』(1979) 谷川健一『青銅の神の足跡』集英社、1979年第2刷神社の起源を巡る旅を続けているなかで、時々思い出したように手にとる本である。神社の起源の一つを古墳時代の土地の有力者を祀った墓所とする以外に、銅鐸が埋められた聖地として弥生時代に遡れるものも... 2017.05.08 読書時間
読書時間 『日本中世に何が起きたか』(2017) 網野善彦『日本中世に何が起きたか 都市宗教と「資本主義」』角川ソフィア文庫、2017年、解説 呉座勇一もちろん解説を読むためだけに買った文庫本である。内容は4章からなるが、講演等を集めたものである。序にかえてを読んでいくと、絵巻物の作者の心... 2017.05.05 読書時間
読書時間 若松英輔氏の「霊性論」を読む 若松英輔「霊性論 第4章 岡倉天心と東洋的霊性」『思想 2017.4 No.1116』岩波書店若松英輔氏が「日本的霊性」を論じていたのは、内村鑑三、新渡戸稲造、鈴木大拙を対象にしたものだった(注1)。若松英輔氏の岩波書店の『思想』に連載して... 2017.05.04 読書時間