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『真田信繁』(2015)

平山優『真田信繁 幸村と呼ばれた男の真実』角川選書、2015年本の鮮度ということを書こうとして、書ききれずになった。「江戸時代前期には、すでに真田人気は不動のものであったし、近代になっても明治末年から昭和初期にかけて一大ブームが到来」した。...
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『関口良雄さんを憶う』(2011)

尾崎一雄編『関口良雄さんを憶う』(夏葉社、2011年)夏葉社は『関口良雄さんを憶う』を復刻していた。山王書房の関口良雄著『昔日の客』を夏葉社が復刻したものを読んで、故人の追悼集も読んでみたくなった。北白川の善行堂に立ち寄ったときに72頁の小...
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『日本の庭』(1984)

立原正秋『日本の庭』新潮社、1984年『日本の庭』はほとんど「京都の庭」である。『日本の庭』は正伝寺から始まる。「いつのとしだったか、底冷えのする冬の暮方北山の正伝寺の山門を出てきたら、風が死んでいたことがあった」という書き出しからしてすで...
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『ケルトと日本』(2000)

鎌田東二、鶴岡真弓編著『ケルトと日本』角川選書、2000年文化を論じることに影響を与えた言説は数多くある。私は鶴岡真弓氏の「ケルト的なもの」の書き出しを読みながら、タイトルからして方法論を意識せざるを得なかった。しばらくして、サイードの『オ...
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『神界のフィールドワークーー霊学と民俗学の生成』(1999)

鎌田東二『神界のフィールドワークーー霊学と民俗学の生成』ちくま学芸文庫、1999年1.どこから読むかいつもはあとがきから読むのだが、「チ」のジレンマ あとがきにかえて新版あとがき ふとまにかがみ・テイクⅡ文庫版あとがき解説 島薗進4つのうち...
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『大いなる謎 真田一族』(2015)

平山優『大いなる謎 真田一族』(PHP文庫、2015年)一般書である。真田一族の謎を100の質問で明らかにしょうという意欲作である。文庫本なので読みやすい。気鋭の日本中世史家で、来年の大河ドラマ「真田丸」の時代考証を担当する著者の本を前に読...
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『文明論之概略』の読み方(その1)

私は以下の本を並行して読むことにした。福沢諭吉著、松沢弘陽校注『文明論之概略』(岩波文庫、1995年)現代仮名遣いでルビ付き丸山真男『「文明論之概略」を読む 上中下』(岩波新書、1986年)子安宣邦『福沢諭吉『文明論之概略』精読』(岩波現代...
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『神代史の研究』(1924)

津田左右吉『神代史の研究』(岩波書店、1924年、1938年第7刷)郵便受に入りきらなかったので、不在連絡票をみてスマホで再配達を頼んだ。受取った本は大正13年2月1日に第1刷を発行して、昭和13年2月15日第7刷と奥付にあった。しっかりし...
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『昔日の客』(2010)

関口良雄『昔日の客』(夏葉社、2010年、2014年第7刷)LE PETIT PARISIENでSさんに見せてもらったときは、よい装丁だと思ったが、インターネットで人気になっていることも分かった。本を買ったり読んだりするが当たり前の生活をし...
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『呉越春秋 湖底の城 第六巻』(2015)

『呉越春秋 湖底の城 第六巻』(2015)宮城谷昌光『呉越春秋 湖底の城 第六巻』(講談社、2015年)仕事に関係した雑誌、Webや推薦図書を読むのに疲れたときに、宮城谷昌光氏の本などを本屋で見つけると、早速買って帰り楽しんで読む。それで満...