断片記憶

断片記憶

ゆっくり読めるか

E.フッサール、細谷恒夫・木田元訳『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』中公文庫、1995年、2020年7刷 フッサールの講演をもとにした本であるが、とても聴いただけで内容が理解できるとは思えない。抽象的な話である。段落毎に立ち止まって、...
断片記憶

しつこく探索式

自分の興味を可視化する探索式を今年も始めてみた。どうせ長続きはしないけれども、やってみる。 (概況) 年末に買った本から芋蔓が伸びている。孤立した本も多く、書籍往来で昔の本を再び手に取ったりして懐かしんでいる。
断片記憶

ゆっくり読む

どうもビジネス書を読むスピードで本を読もうとする傾向がある。 永井均氏の「カントの誤診 第4回」を読むやりかたは、段落15は誤謬推理なのでB408を『純粋理性批判 中』(篠田英雄訳、岩波文庫、1961年)で読んで永井均氏との訳の違いを確認し...
断片記憶

世界は◯◯でできている

『世界は経営でてきている』(岩尾俊兵、講談社現代新書、2024年)とか『世界はラテン語でできている』(ラテン語さん、SB新書、2014年)とか、世界は◯◯でできているとか、世界は◯◯で満ちているとかいうタイトルが流行っているようだ。 カント...
断片記憶

単語カードで遊ぶ

通勤時間や細切れ時間に単語カードを使ってみたくなった。電子機器はアクセスが遅い。その点紙製品は使えるまでが速い。本来は本を読んでいたいのだが、混み合うなかで本を読むのは難しいこともある。その点、小さな単語カードは情報量は少ないけれども、アウ...
断片記憶

死生観を問われても答えようがなかった。

島薗進ゼミ「あなた自身の死生観のために――グリーフケアの向こう側」という東京自由大学のオンラインセミナーを聞いてみた。死生観を問われても死の想像力が欠けてしまっていることに気がついた。 宗教における死についての想像力は凄い。地獄を創造した時...
断片記憶

丹波篠山デカンショ節

丹波篠山デカンショ節は地方の盆踊りの歌であるが、なぜか全国的に知られている。デカルト、カント、ショーペンハウエルでデカンショと思っている都会人も多いであろう。しかし、丹波篠山へ一度行ったことがあるけれども、そこは山に囲まれた土地であった。半...
断片記憶

RIP 八代亜紀

八代亜紀さんが2023年12月30日に亡くなられたことが報じられました。73歳でした。もっと人生の先輩かと思っていましたが、早く亡くなられてしまいました。「舟唄」が大好きでした。ご冥福をお祈りします。
断片記憶

読書計画2024(1Q)

読書計画なるものを立てたことはない。今日読みたい本は今日にならないとわからないからである。しかし、読書会、講義で読む本があるので、本を理由もなく増やすのは控えなければならないことがわかった。 『はじめての「生と死から学ぶ空海の思想」入門』(...
断片記憶

本を買う理由

購入図書や購入古書に購入後記をつけることをしてきた。以前は、月単位で購入図書や購入古書に購入後記を書いていたので一行書になっていた(時間をおけば直接の動機や目的が曖昧になる)。そこで購入の都度、購入図書や購入古書の購入後記を書くようにした。...