2019年3月購入古書
弥生も最初の五日、神保町を歩いていた。時間が空くとこの町を歩きたくなる。
(購入後記)
どうも課題図書というものに弱い。子安先生が面白そうに勧めるから、ついポチしてしまう。
中野好夫の文章力はとてつもない。研究会から帰ってきてポストに入っていた『蘆花徳冨健次郎第1部』(1972年)を読み始めて、こんな時間になってしまった。中野好夫の書く徳冨蘆花の伝記とは文学そのものだ。
世の中は百済を慣用読みの「くだら」ではなく「ひゃくさい」と読むような時代となった。私の知識が陳腐化していることを認識する。
熊野純彦氏の和辻哲郎の評伝ともいうべき本を書肆スーベニアで買う。
中村昇氏のベルクソンに関する本を古書肆右左堂で買う。
【思想】
中村昇『ベルクソン=時間と空間の哲学』講談社選書メチエ、2014年
熊野純彦『和辻哲郎』岩波新書、2009年
【歴史】
森浩一他『検証古代日本と百済』大巧社、2002年
【伝記】
中野好夫『蘆花徳冨健次郎第1部』筑摩書房、1972年、1974年第4刷
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