上村淳之監修『上村松園の世界』日本経済新聞、2010年、上村松園展 記念公式DVD62分
DVDは上村松園の生い立ちから始まります。上村松園は下京区四条通御幸町の葉茶屋に生まれました。
四条通りも昔の舗道の形が写っています。
BGMシリーズとして見ていますので、葉茶屋は一保堂をイメージとして撮影していることに注意が向いてしまいます。茶壺の並んだ景色は一保堂以外では見たことがありません。柳桜園は、抹茶を頼むと、その場で茶壺から缶に詰めてもらった記憶があります。11月頃のことでした。
鴨川の川床もどこか懐かしい風情です。
何か映画の監督が作品を語る口調になっていますね(笑)
馴染みの舞妓さんとご飯だべに行く前に国立近代美術館へ「上村松園展」を観に行った時、彼女は「鴛鴦髷」をじっと見ていました。
あとでその時のお礼を言われました。お化けの時の髪型の参考にしたそうです。「序の舞」を見て思い出しました。
DVDは上村松園の言葉で終わります。
その絵を見ていると
邪念の起こらない
またよこしまな心を
持っている人でも
その絵に感化されて
邪念が清められる……
といった絵こそ
私の願うところのものである
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