呉座勇一編『南朝研究の最前線』洋泉社、2016年
呉座勇一氏のtwitterアカウントの写真が『南朝研究の最前線』になっていたので、気になっていたが、本の片付けまでは買わないつもりだった。あっさり本の片付けが済んだので、翌日に買ってきた。
しかし、呉座勇一編であって、編著ではなかった。ということで、はじめにを読んで概要を理解したので、ついで買いした本を先に読むことにした。本を読む問題意識が意外に弱かったのには驚いた。
ついで買いをしたほうの片方を片付けたので、本書に戻って読み始めた。335頁と新書にしては多い。
呉座氏が各論文の見取図をうまく説明してくれているのはありがたい。まずは亀田俊和氏の「「建武の新政」は、反動的なのか、進歩的なのか」を読む。何しろ既に3冊南北朝時代の本を読んできたのは、彼氏のおかげである。定説はいかにできるのかを扱っていて興味深い。「建武の新政」の意義はこれだけで一冊の本になるテーマである。
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