『紙つぶて 自作自註最終版』(2005)

断片記憶

谷沢永一『紙つぶて 自作自註最終版』文藝春秋、2005年

外部倉庫にあるとばかり思い込んでいたが、本棚にあった。

紙つぶてという書評コラム455篇が600字の発句集とすれば、自註500字は付かず離れずの微妙な位置で脇句として展開する。発句として600字のなかに新しい知見を加えることは容易なことではない。まして、脇の500字を加えるのに何年もかけている。本はいかように読むことができる。しかし、読むということの水準を知ることができる書評は少ない。また、本が欲しくなるに違いない。

人名索引と書名索引が完備されており、完本である。

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