優先順位という選択

断片記憶

kindle unlimitedは高いか安いか。

著者には悪いが、私にとってどうでもよい本を読んでみた。図書館ですればよいのだが、人の多いところが苦手になってしまったようで、kindle unlimitedでやってみた。お金を出して買ってまで読むのはどうかという本を読むのに都合が良い。その手の本は所有する必要がないし、月額課金の範囲で読み放題であればこの仕組みを利用する価値がある。と言っても人が一月に読める量は高が知れているので決して安いわけではないと思う人がいるかと思う。私の場合は、kindle unlimitedの料金は書籍代の1割以下なので、気にするまでもないのである。

雑誌の読み放題はやめた。

最近は、kindleでサンプルを読んで、よければそのまま購入するし、判断ができなければ保留する。スマホの雑誌の読み放題サービスは、紙版と電子版の記事内容に異なるものもあって、やめてしまった。同じ雑誌を読んでいるにも関わらず、話が合わないことがあるのは困る。結局、コンビニまで週刊誌を買いに行くことになる。もっとも、図書館で色々な雑誌を読むことの楽しさを考えれば偶に被ることがあってもこれだけの雑誌をパラパラめくったり、雑誌の切り抜きの手間を考えたら、購読しててもよかったかもしれない。吊り革に週刊誌の記事が載らなくなると、読みたい記事を見損ねることになる。そう思っていたら、kindle unlimitedでは雑誌も読めて雑誌だけの読み放題も兼ねていた。

後から買った本が上になる構造

本を読む順序にはいつも頭を悩ませている。課題図書を差し置いて読むことには何らかの罪悪感のようなものを感じる。本は手に入れたものを読んでしまい、読んだら、次にまた、手にした本を読むことができればそれに越したことはない。しかし、実際は前の本が読み掛けの場合でも、後の本が割り込みしたりして、興味が移ってしまい、後の本の優先順位が上になることが多い。最後に買った本の優先順位が一番上になる構造になっているようだ。物理的な積読とはそういうものだろう。

優先順位を物理的に決めているかもしれない。

優先順位の問題とは、有限な時間資源の割当である。そもそも何のために読むのかという目的とも関わる。目的は何かに役立てることだったり、好奇心を満足させるためだったり、気晴らしだったりする。それらの目的のバランスをとりながらも、好奇心が優るような気もする。好奇心がある程度満たされると、効用関数も下がるので、別の好奇心が上がってくる。読んでもいないのにわかった気になる本は当然に読まずに済ますことになる。積み重ねられた本の下から引っ張り出すのは本の山を崩す恐れがある。まして、段ボール箱に入れた本を取り出すのは容易なことではない。私にとって積読は優先順位を物理的に決めていることかもしれない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました