『定本酒呑童子の誕生』(2020)その3

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髙橋昌明『定本酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』岩波現代文庫、2020年

大江山(大枝山)は四角四境祭が行われたところで、酒呑童子の首塚が祀られている。「古代・中世を通じ「鬼気」のより来る場所として、同時にその侵入をさえぎり、都を頂点とする日本国の秩序や安寧・清浄を確保する境界として、長く都人に観念されていた」(P23)という。

「酒呑童子は、この大江山の「鬼神」の上に、さまざまなイメージがおり重なった結果に違いない」(P23)。

「酒呑=疱瘡神説」が髙橋昌明氏の仮説である。

しかし、物語のプロットは説明がつかないような気がする。

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