江川泰一郎『英文法解説 -改訂三版-』金子書房、1991年改訂三版、2002年改訂三版第19刷
久しぶりに本書をめくり、巻末の文型一覧(pp.547-548)を見ると、「英語の文がたった5つの文型で処理できるはずはないが、基本的な構文の説明には5文型が便利である(省略)。そこで本書に出ているさまざまな構文を5文型にまとめてみた。これはあくまでも私の私案であって、絶対的なものではない。読者の参考になれば幸せである」(p.547)とあった。江川泰一郎は28文型にまとめていた。これに、§180.群動詞の受動態などを加えていくとかなり英語が整理されたものになる。
澤井康佑・マーク・ピーターセン『英作文の技術』(中公新書、2025年)は「項」という動詞の意味を完結させるために必要な名詞の概念を遣い、「3世界・24文型」を提示した。江川泰一郎と澤井康佑・マーク・ピーターセンの文型に大きな違いはない。
英語の文法書は読み難いものだが、5文型を中心に整理し、語法の本、例えば、『関正生のThe Essentials語法必修英文100』(旺文社、2025年)のように動詞がとる文型から動詞群を意味の違いを俯瞰する本を読むと文型から意味がみえて面白くなる。
英文法は全体像が見えないと理解し難いが、英語は語の位置が意味を決めるということが文法書を読む心構えなのであろう。久しぶりに『英文法解説』をパラパラと読んで内容が頭にスッと入るような気がした。

『英文法解説』(1991)
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