旅の時間

金沢散歩(その1 志摩)

石川県立音楽堂の邦楽ホールで催される文楽の昼の部のチケットを入手して、さて、昼過ぎまで散歩でもしてみることにした。昨夜のパーティーの後のダーツバーでも少し飲み過ぎたのかもしれないが、寝ているには勿体ない快晴の天気である。昨日の雨の後で冷え込...
書籍目録

2017年09月購入図書

2017年09月購入図書長月は、古書を読む予定だった。読書の秋が始まった。(購入後記)磯田道史氏が毎日新聞に書評(2017年9月3日)を書いていたので読みたくなった。「御府」は知らなかった。山本哲士氏の国家論三部作の初めに選んだ本。596頁...
書籍目録

2017年09月購入古書

2017年09月購入古書(購入後記)古書肆右左見堂で鹿島茂氏の解説がある本を購入する。帯に文学マンガとあったが、内田魯庵の名前を知らなければこのペーパーバッグを手にしないだろう。内田魯庵を巡って木村毅が丸善社史を書いていた。その外史版を購入...
古都を旅する

京都国立博物館

週刊新潮の「とっておき私の京都」パティシエの鎧塚俊彦氏の1回目は「京都国立博物館」でした。京都生まれの鎧塚俊彦氏は国内外の美術館巡りが趣味だそうです。あの色遣いはそうした下地があってのことでしたか。片山東熊が設計した京都国立博物館の本館(明...
ひととき

96「大宮そぞろ歩き」千宗室

ひととき 2017年10月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「大宮そぞろ歩き」というタイトルでした。「生乾きの洗濯物を思わす湿気が消えた」9月の末、大宮通から鞍馬口通を歩いて、ゲストハウスにマナーの注文を出した後、家元...
読書時間

『絵巻物に見る日本庶民生活誌』(1981)

戯画、伴大納言絵詞、物見高い庶民が描かれた時代だ。しかし、徳川幕藩体制は武士を権威付け、庶民に土下座を強いた。異常な武士道に気がつくのもこの絵巻物などに描かれた屈託のない庶民の笑いである。
読書時間

『城と国家』(1981)(その4)

上山春平『城と国家 戦国時代の探索』小学館、1981年Ⅲ 城と合戦戦国好きとしてはこれが一番面白かった。結構前の話だが、新鮮に読めた。上山春平によると「直接のテーマは、長篠合戦における信長の戦法の分析であるが、私自身の ねらいは、日本史上唯...
読書時間

『城と国家』(1981)(その3)

上山春平『城と国家 戦国時代の探索』小学館、1981年Ⅱ 京都の山城を探索する上山春平は還暦を前にして精力的に山城踏査した。その京都編である。私も京都一周トレイルで馬蹄形のところを回ろうと考えたこともあったが、日向大神宮から比叡山へ向かう取...
読書時間

『三木清遺稿「親鸞」』(2017)

子安宣邦編著『三木清遺稿「親鸞」』白澤社、2017年子安宣邦先生が解説を書き結語も載せている。昭和思想史研究会でテキストと共に販売していたので勿論購入した。市民講座は津田左右吉の『我が國民思想の研究』の「平民文学 上」を述べたところで、三木...
断片記憶

「人間観相学に関して」

曳舟夜話4 「人間観相学に関して」LE PETIT PARISIENで久々に曳舟夜話があった。国立西洋美術館の「アルチンボルド展」でGiambattista della PortaのDe humana physiognomonia(1586...