断片記憶

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『銀鏡神楽』(2012)

濱砂武昭『銀鏡神楽 日向山地の生活誌』弘文堂、2012年第2刷 銀鏡神楽を「しろみかぐら」とは読めなかった。東米良神楽である。隣に西米良神楽がある。宮崎県の日向山地の旧東米良村の一部が西都市に編入された。銀鏡地区の神楽の話が中心であるが、山...
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言葉の力

永井清彦『言葉の力 ヴァイツゼッカー演説集』岩波現代文庫、2009年、2015年第3刷 月刊監査役の水鏡第20回は「荒れ野の40年間」だった。去年の日本監査役協会監査役全国会議の参加者交流会のときT副会長がワイツゼッカーの1985年5月8日...
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『西米良神楽』(2009)

西米良村教育委員会編『西米良神楽』鉱脈社、2009年 2015年10月4日に吾妻橋で西米良神楽の村所神楽のダイジェストを見た。と言っても6時間である。見た瞬間にdéjà-vuだと感じたのは、『西米良神楽』をINAXブックギャラリー(現LIX...
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上田正昭氏逝く

2016年3月13日上田正昭氏が亡くなった。88歳であった。最後に聴いたのは佛教大学四条センターでの講演「新考・京都の朝鮮文化」 (2013年5月25日)だった。体調を崩されていたにもかかわらず、笑いをとる上田節は健在だった。ご冥福をお祈り...
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『京都発見1 地霊鎮魂』(1997)

梅原猛『京都発見1 地霊鎮魂』新潮社、1997年、2003年第15刷 案内人・脚注執筆 西川照子 写真 井上隆雄 若王子から始まる。当時は、読んでも京都の地名はよく知らなかったし、社寺もその歴史を知らなかった。しかし、今は、京都に少し慣れて...
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代表的日本人 中江藤樹

人を発見することは、その人の生き方に関わる。私はどれだけの人を発見したのだろうか。書物を読むことは自分にとって事件である。ある言説が事件性を持つ時、その言説に出会うこともまた事件である。 内村鑑三の『代表的日本人』は内村鑑三が発見した人が挙...
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『平安王朝の葬送 死・入棺・埋骨』(2016)

朧谷寿『平安王朝の葬送 死・入棺・埋骨』思文閣出版、2016年 朧谷寿氏による平安王朝の天皇及び貴族の葬送の態様の分析をまとめたもの。既出論文に書下ろしを加えて平安王朝の天皇の葬送を網羅した。貴族の葬送との対比で皇権のあり方を見ていくことに...
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『紙つぶて 自作自註最終版』(2005)

谷沢永一『紙つぶて 自作自註最終版』文藝春秋、2005年 外部倉庫にあるとばかり思い込んでいたが、本棚にあった。 紙つぶてという書評コラム455篇が600字の発句集とすれば、自註500字は付かず離れずの微妙な位置で脇句として展開する。発句と...
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パブリッシャーかブックメーカーか

週間読者人 2015年11月6日号 「本作りの理想郷 鈴木一誌・増田玲対談」を読む。DVDブック『世界一美しい本を作る男 シュタイデルとの旅』(新潮社、2015年』のドキュメンタリー映像を観ての感想が中心だ。写真集を編集から印刷まで一貫して...
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『京都人も知らない京都のいい話』(2016)

浜村淳『京都人も知らない京都のいい話』PHP研究所、2016年 MBSの「ありがとう浜村淳です土曜日です』を理髪店でよく聴いたものだ。映画の話が何とも楽しい。 浜村淳氏は鷹峯育ちのようである「第8章 わが故郷・鷹峯を歩く」。北区で京都人とい...