断片記憶

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ひとり居酒屋という選択

私たちは時代の制約を免れることはできません。 昔、新橋の居酒屋のカウンターで文庫本を読みながら酒を飲んでいた人を見たことがあります。当時は、ひとりで飲むなら小料理屋のカウンター越に女将と喋りながら飲むのが普通でした。 コロナで人と逢わない、...
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何を読むのか忘れることもある

朝起きて、今日は何を読もうかなと思うような幸せなときはもう来ないのだろうか。睡眠が劣化しているばかりか、読書も劣化しているようだ。 朝起きてパンを食べて辻邦生の『パリの手記Ⅰ〜Ⅴ』(河出書房新社、1973年〜1974年)を読んでいた頃は随分...
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ぱりんとう

山形県の赤湯温泉のお土産をもらう。 「ぱりんとう」とは米粉と小麦を薄く伸ばした生地を米から抽出した油で揚げた「かりんとう」です。波照間産の黒糖を絡めてあって後引く味です。
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『紋章とデザイン』(1996)

淡交ムック『紋章とデザイン』淡交社、1996年 Le Petit Parisienで紹介されたムックをパラパラとめくり、森護氏の「西洋の紋章・日本の家紋」を読む。 全体的に日本の家紋の本の中で、西洋の紋章の歴史が触れられていたに過ぎない。英...
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東山修験道619回を見る

鎌田東二氏のYouTubeのhieizanを見たら、雲母坂からの登坂が24回に分けて掲載されていました。 一覧にして気になるところをコメントしてみました。 東山修験道619回2020年5月1日 01葵 02比叡山遠望 03曼殊院門跡の石碑の...
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晩春に想ふ

桜が散り、山吹が咲いて、藤の花で春は終わる。 藤の花の高貴な芳香を求めて奈良を歩いた昔が思い出される。 行く春や 香り貴き 藤の花
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花の記憶

公園の花を見て少し休む。 嘗て見た花が思い出される。 蹴上浄水場のツツジを見たのはいつだったか。
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ソラリスの蔵書票

スタニスワム・レム、沼野充義訳『ソラリス』国書刊行会、2004年 宮島亜紀さんの蔵書票をもっていますが額装したものばかりでこの本のように貼っているものは少ないです。本の値段より蔵書票の方が高いので大概のひとは単独で版画として楽しんでいるよう...
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諦観ということ

諦らかに観ることとはよく言ったものです。昨日、区切りについて考えてみましたが、ハンドリングできる範囲に本などを整理していこうと思いました。 今までも本の整理をしてきましたが、規準がはっきりしませんでした。後で読むかも知れないというのは、選別...
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区切りということ

仕事の区切りがついて、さて、残された時間をどう使うか考えなければいけなくなりました。コロナウイルスで博物館や図書館などの施設がほとんど使えないので、事実関係の確認に使うことはできないとなると、日頃の懸案である本の話になるようです。 本は闇雲...