断片記憶

断片記憶

花の記憶

公園の花を見て少し休む。 嘗て見た花が思い出される。 蹴上浄水場のツツジを見たのはいつだったか。
断片記憶

ソラリスの蔵書票

スタニスワム・レム、沼野充義訳『ソラリス』国書刊行会、2004年 宮島亜紀さんの蔵書票をもっていますが額装したものばかりでこの本のように貼っているものは少ないです。本の値段より蔵書票の方が高いので大概のひとは単独で版画として楽しんでいるよう...
断片記憶

諦観ということ

諦らかに観ることとはよく言ったものです。昨日、区切りについて考えてみましたが、ハンドリングできる範囲に本などを整理していこうと思いました。 今までも本の整理をしてきましたが、規準がはっきりしませんでした。後で読むかも知れないというのは、選別...
断片記憶

区切りということ

仕事の区切りがついて、さて、残された時間をどう使うか考えなければいけなくなりました。コロナウイルスで博物館や図書館などの施設がほとんど使えないので、事実関係の確認に使うことはできないとなると、日頃の懸案である本の話になるようです。 本は闇雲...
断片記憶

原民喜の「翳」をめぐって

若松英輔氏がセンター試験の国語問題にコメントされていた。解答の選択肢について若松氏は違うものを選択したという。原民喜の「翳」が取り上げられていたことから、Twitterでコメントされていたのを見て、私も試験問題を読んでみた。このエッセイの部...
断片記憶

並行読書の罠

本を幾つか開いて見比べながら、『老子』を読みつつ、疲れたら、他の本を開き、それが疲れたら目を閉じて、覚めたら、また他の本を選んで読む。そんなことを正月以来続けてきたので、メモを読んでもポイントが何だか分からなくなってしまった。 枕元が収拾つ...
断片記憶

読書人の立場

読書人は専門家の書いた本を読む身であるが、専門家だからといって鵜呑みすることはしない。本は面白ければ読むし、つまらなければ読むのをやめる。本を読む楽しみは好奇心を適度に刺激してくれることから生ずる。理解できないものや偏りの激しいものは時間の...
断片記憶

沈黙の表紙

アラン・コルバン、小倉孝誠・中川真知子訳『静寂と沈黙の歴史』(藤原書店、2018年)の表紙の絵はフェルナン・クノップの「沈黙」だった。 Le Petit Parisienにフェルナン・クノップ展の図録があったのでめくってみた。淡いパステル画...
断片記憶

『藤原定家歌集』(1931)

佐々木信綱校訂『藤原定家歌集』岩波文庫、1931年、2013年第8刷 正月番組で百人一首が取り上げられていた。藤原定家歌集は何度も読んでいるけど、今回は、定家年譜に注目した。やはり明月記は読んでみたい。
断片記憶

日曜日の午後のこと

1週間の予定を考えて過ごすのが日曜日の午後の過ごし方で、GTDを行って、時間が残れば、本を読んで、夕方には食事に行く。 会議くらいしか仕事がないと、すぐに終わりそうなものだが、会議のテーマを考えたり、調べごとのToDoをこなしていくと、時間...