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令和5年各流派合同新春舞踊大会の結果

7番目に演じた花柳 絵美舞也(えみまいなり)清元「玉兎」が第1位で文部科学大臣賞となつた。兎の演出が素晴らしく、切れ味のよい楽しい舞踊で、去年の8位奨励賞から大躍進である。6番目に演じた吉村 奈尾  地歌「八島」 は第2位で大会賞となった。...
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令和5年各流派合同新春舞踊大会

今年も、国立劇場小劇場に最終本戦を見に来ることができた。若手舞踊家の登竜門に位置付けられている重要な大会である。地唄 八島は好きな演目と言っていたので、楽しみにしていた。昨年は長刀八島だった。7名の最終選考者で競われた。身体芸術の美学をどう...
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Julian Fałatって知ってる?

Le Petit Parisienでジャポニズム学会のジル・マスタルスキー氏の講演があった。Julian Fałat(ユリアン・ファワト、1853-1929)というポーランドのジャポニズムの画家が、日本に来た話や、ポーランドのジャポニズム画...
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隅田川七福神コース案内板巡り

隅田川七福神巡りも何というか味気ないコース案内板の存在に気がついてしまった。今回は、これを目的に歩くことにする。長命寺の境内の奥には足を踏み入れたことはなかった。しかし、Hollyのマスターに木の実ナナさんの歌碑があるというので確認した。向...
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上七軒文庫

師茂樹氏は『最澄と徳一 仏教史上最大の対決』(岩波新書、2021年)で初めて知りました。日本仏教の研究家と思ってましたが、朝鮮仏教の研究者と見られていると、上七軒文庫で発言してました。博士論文を元にした『論理と歴史ーー東アジア仏教論理学の形...
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浅草の夜

西浅草のTea time & Jazz Bar SHIZUKAで知り合いが歌うというので聴きに行きました。アマチュアのボーカルをベテランのピアニスト、ベーシスト、ドラマーが支えるライブショウでした。二人のボーカルが4曲ずつ2ステージをこなし...
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羊皮紙を知る

Le Petit Parisienで『羊皮紙のすべて』(青土社、2021年)の著者の八木健治氏を招いてセミナーが開催されたので参加しました。羊皮紙のサンプルが配られて、まず、クイズです。子牛は生後1月まででないと、硬くなってダメだそうです。...
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舞の会2022

「舞の会―京阪の座敷舞―」国立劇場小劇場で舞踊公演を観てきました。演目地唄 茶音頭(ちゃおんど)吉村奈尾地唄 邯鄲(かんたん)井上安寿子地唄 浪花十二月(なにわじゅうにつき)山村友五郎上方唄 霧の雨楳茂都梅衣華地唄 正月(まさづき)山村光地...
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下町の料亭

午後から雨になっていたが、タクシーを呼んでも来ないだろうと思って、歩くことにした。外は少し強めの雨が降っていた。革靴を濡らし、服の裾に跳ねる水溜りの水にうんざりしながら一直線に向かった。料亭ではお迎えが立っていて、案内してくれた、タオルで裾...
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第二回高砂会

第二回高砂会 四代目中村梅玉一門勉強会 日本橋公会堂4F日本橋劇場2022年8月21日(日)17:00〜19:20日本橋へ高砂会を観にいく。中村梅玉のお弟子さんが出演する会の予定がなぜかカレンダーに入っていたので、雨も止んだことだし、出かけ...
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真夏の霊岸島を歩く

「亀島水辺まつり 亀新川酒屋めぐり ヘロヘロツアー」なるものに参加して、真夏の12時に出発する街歩きをして、酒問屋で利き酒をしたのだった。霊岸島は時代小説に出てくることはあっても実際に歩いたことがなかった。ガイドの石井さんがツアーの案内を説...
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梅雨の中休み

とりどりのいのちを咲かす花菖蒲 千河2022年6月19日堀切菖蒲園にて
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大江戸スクランブル

宝塚雪組東京公演は大江戸スクランブル『夢介千両みやげ』でした。山手樹一郎の人情時代小説です。若い人は読まないでしょうから、GHQの検閲を通る時代小説といってもわからないでしょう。演出は石田昌也氏です。彩風咲奈さんの夢介に絡むのは朝月希和さん...
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雪霞の巴里

宝塚花組の「雪霞(ゆきがすみ)の巴里」を東京建物 Brillia Hall(豊島区立芸術文化劇場)で観ました。指田珠子氏が作・演出する2幕もののFantasmagorieでした。主演は永久輝さん(トクターヴ)、星空美咲(アンブル、オクターヴ...
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再び宿題となる

北鎌倉駅で降りたとき、梅の花は道に散り始めていた。久々に円覚寺へ詣る。臨済宗大本山円覚寺(えんがくじ)は谷地(やち)にあるので、山に向かって登って行く構造だ。山門の先に仏殿、大方丈が続く。法堂はない。北朝暦の応安7年の全山焼亡(1374年)...