阿部公彦『理想のリスニング 「人間的モヤモヤ」を聞きとる英語の世界』東京大学出版会、2020年
若者に語学の本を与えた時に、この本はどうかと少し迷った。語学は読む、聞く、書く、話すの順に難しいと思っているので、読むための上級単語帳と文法書が先だろうと考えていた。
しかし、著者は「聞く」からはじめることを推奨していた。読み直してみて、単に四技能を批判しているだけではなく、「聞く」ということで英語のリズムを覚えることから始まる世界の面白みを感じた。付録のCDもそのままなので、「聞く」という行為の奥深さを分かち合いたいと思った。

『理想のリスニング』

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