『日常的実践のポイエティーク』(2021)

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ミシェル・ド・セルトー 著 山田登世子 訳『日常的実践のポイエティーク』ちくま学芸文庫、2021年

書誌情報
Michel de CERTEAU: “L’INVENTION DU QUOTIDIEN, I: Arts de faire” © Éditions Gallimard, 1990, pour la présente édition
This book is published in Japan by arrangement with Éditions Gallimard, through le Bureau des Copyrights Français, Tokyo.
『日常的実践のポイエティーク』国文社、1987年の文庫化とある。原本の初版は1980年。
原注、解説は今村仁司氏、訳者あとがき、文庫版解説は渡辺優氏「日常的実践という大海の浜辺を歩く者ーーミシェル・ド・セルトーと「場」の思考」
索引はない。

コトバンクによると、ポイエティークはバレリーの用語とある。バレリーは作詩を一貫して変らぬ学問としての美学 esthétiqueと制作のさまざまな契機を研究対象とする「制作学」 poïétiqueとに解体することを提唱したとある。

Michel de CERTEAUでAmazonで検索すると英訳版(The Practice of Everyday Life 1984)が仏語版より先に出てきた。文庫版解説で渡辺優氏は「一九ハ〇年の刊行から四〇年が過ぎた今日、本書については、まずは「カルチュラル・スタディーズ」の古典的名著という評価が確立している」(P516)という。

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