『シンボルの哲学 理性,祭礼,芸術のシンボル試論』(2020)

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S.K.ランガー、塚本明子訳『シンボルの哲学 理性,祭礼,芸術のシンボル試論』岩波文庫、2020年

Susanne Knauth Langer “Philosophy in a New Key ” Harvard University Press, 1942の第3版の翻訳です。

美学の本ということで手にしましたが、なかなか取り付けないでいます。解説を読んでも師弟関係や彼女に影響を与えた思想家の話、彼女の他の10冊の本との関係を論じているのでした。かろうじて、シンボルとサインの区別、そして論述的シンボルと現示的シンボルの区別が重要と分かりました。これは、第Ⅲ章 サインとシンボルの論理、第Ⅳ章 論述的形式と現示的形式に当たります。

第Ⅷ章 音楽における意義について、第Ⅸ章 芸術的趣意の発生までで547頁あります。辿り着くまで好奇心が持つのか心配です。

「初版の端書き」を読んでいくと、少し落ち着きます。

「例えばシンボル変換の働きが動物の一員としての人間に特徴的な一つの自然的な活動であり、一つの高度な神経反応であると認めるならば、何か先験的な「人間精神」とかいうものの存在を仮定する必要はないからです」(P27)。

「シンボルや意味の研究は哲学の出発点であって、とくにデカルトやヒュームあるいはカントの前提から派生して出てきたものではありません」(P27)。

そういうわけで、第Ⅰ章 新しい基調に進みタレスからソクラテスが出てきたところで時間になりました。

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