2019-05

読書時間

『骨董亦楽』(1988)

奈良本辰也『骨董亦楽』芸艸堂、1988年歴史家の奈良本辰也氏なら何か面白いものをお持ちではないか。自慢の骨董を本にしたと思って買ってみた。何しろ芸艸堂で箱入である。五目堂・北野二三男氏との骨董清談を読んで、古美術商と骨董屋の違いがあることを...
断片記憶

『念佛機』を読む

『念佛機』光と音の専門店HAO HAO HAO『念佛機』は自動念佛機(ブッダマシーン)を紹介した16頁の小冊子だ。「ブッダマシーンとは… 2005年に中国の現代音楽ユニットFM3が発売したアンビエントループマシーンの名称」だという。ambi...
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『海辺の墓地から』(1974)

辻邦生『海辺の墓地から 辻邦生第一エッセー集 1961〜1970』新潮社、1974年「海辺の墓地から」というエッセーは何度も読んだ気がする。こうやって、朝、本を読む幸せに浸っていると、この本を読んでいた頃が蘇る。トーストにスクランブルエッグ...
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『菓匠歳時記』(2005)

石原義正『菓匠歳時記』京都新聞出版センター、2005年本書は箱付の本で、ハードカバーである。ソフトカバーのものも本屋で見かけた記憶がある。俵屋吉富の京菓子資料館で購入した。季節の京菓子をカラーで紹介したものと、京菓子に関する随筆「京菓子つれ...
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『特選いいビル 国立 京都国際会館』(2019)

BMC『特選いいビル 国立 京都国際会館』大福書林、2019年「甘夏さんが来てる? 」「いますよ」ランチの注文をすると、わたしは二階へ上がって甘夏書店へ行く。今回も、私のために用意していたような本書を推奨してくれた。よって、購入に至ると、ち...
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『歴史の道を歩く』(1996)

今谷明『歴史の道を歩く』岩波新書、1996年ここでは、近江に関係するところを二つメモする。朝鮮人街道を歩く 近江・浜街道日朝通交史の観点からの話であった。朝鮮通信使は船で大坂まで来る。淀川を使って淀から京都、大津を経て、野洲から中山道を外れ...
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『モンマルトル日記』(1979)

辻邦生『モンマルトル日記』集英社文庫、1979年解説の源高根氏を引用するのが分かりやすい。「1968年の夏埴谷雄高に同行しソヴィエト経由でフランスに渡った辻邦生は、翌年の秋に帰国するまで彼だけはそのまま1年あまりパリに滞在した。辻邦生の二度...
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『路上の神々』(2002)

赤瀬川原平『路上の神々』佼成出版社、2002年路上観察の70枚の写真とエッセイである。路上観察も時の風化に耐えなかったようだ。
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『山家集 古典を読む6』(1983)

久保田淳『山家集 古典を読む6』岩波書店、1983年西行を読む。久保田淳氏は佐々木信綱校訂『新訂山家集』(岩波文庫)で引っかかったら、日本古典文学大系本・新註国文学叢書本・新潮日本古典集成本の注を読み比べ、日本古典文学会版『西行全集』本文、...
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『日本の道教遺跡を歩く』(2003)

福永光司、千田稔、高橋徹『日本の道教遺跡を歩く』朝日選書、2003年本書は朝日新聞大阪本社版の文化面に、昭和61年(1986)1月から62年(1987)4月まで、掲載された『探求・日本の道教遺跡』に大幅に加筆したものを『日本の道教遺跡』とし...