久保田淳『山家集 古典を読む6』岩波書店、1983年
西行を読む。
久保田淳氏は佐々木信綱校訂『新訂山家集』(岩波文庫)で引っかかったら、日本古典文学大系本・新註国文学叢書本・新潮日本古典集成本の注を読み比べ、日本古典文学会版『西行全集』本文、底本の写真版で確認するという。
たはぶれ歌13首を久保田淳氏の読みで味わう。
我々は、漢字や区切りという解釈で歌を味わう。だから、ひらがなで綴られた歌を区切ることで、ことばのかたまりを見い出す。形態素分析まで意識しないが、古語であるから、使われ方や意味には注意しなければならない。
窪田空穂(くぼたうつぼ)の『西行法師』(厚生閣、1943年)が気になる。
#文学 #西行 #久保田淳
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