総合制作 大倉源次郎『大和秦曲抄Ⅱ 五体風姿』檜書店、2010年、DVD103分
装束と面を付けない「舞囃子」と「一調」からなる。『大和秦曲抄』の続編である。囃子方中心の映像となっている。
観世流観世清和、喜多流粟谷明生、宝生流近藤乾之助、金剛流金剛永謹他のシテ方に対し、一噌流一噌仙幸、大倉流大倉源次郎、葛野流亀井忠雄、金春流金春國和他の囃子方の組合せが壮観で嬉しくなる。
金剛永謹の謡と山本孝の大鼓の一調で演じる「天鼓」など普通は見ることができない。稽古は一対一。観世清和の大鼓の師匠は亀井忠雄。一調は「女郎花」なり。
高砂
八島
羽衣
天鼓
乱(みだれ)
恋之音取
夜討蘇我
女郎花(おみなえし)
葛城(かずらき)
今回も稲畑廣太郎の俳句がついている。
葛城では、「言霊を招き山開となりぬ」と祝歌を詠む。
注)煩雑に映るため敬称は省略した。
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