『小林秀雄講演【第六巻】音楽について』新潮社、2004年、CD2 72分19秒(談話23分40秒/音楽48分39秒)
CD2は小林秀雄の談話から始まり、その後に曲が入ります。小林秀雄の談話要旨を活字にしていますから、耳より目で追ってしまいます。音源を1927年、1928年、1933年、1940年、1947年、1950年から採取していますが、これは必ずしも小林秀雄が聴いた時期から取られてはいません。小林秀雄は講演の速記からの活字化について厳しい態度であったことは、小林秀雄の『旧友交歓 小林秀雄対談集』(1980年)の編集氏も書いていました。したがって、著者の推敲の入らない談話要旨と著者が選んでいない録音を組み合わせたものは何なのでしょうか。リミックスとCD1で書いた通りです。
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