2018-02

読書時間

『日本アルプス登攀記』(1995)

ウォルター・ウェストン、三井嘉雄訳『日本アルプス登攀記』平凡社東洋文庫、1995年、1999年第3刷英国のアルパイン・クラブが所蔵するウォルター・ウェストンのフィールド・ノートを翻訳したもの。4年分の記録である。1894年ホリデイ・ツアー1...
視聴時間

『吉野春秋』(1990)

前田真三『吉野春秋』パイオニアLCD、1990年、29分、音楽は都留教博タイトルから南北朝時代ものと考えるのは昨今の室町ブームに毒されている証拠である。これは、写真家の前田真三のビデオである。1.花の山・里の春2.山桜有情3.爛漫花模様4....
古都を旅する

瑞光院

週刊新潮の「とっておき私の京都」講談師の神田松之丞師の4回目は「瑞光院」でした。山科にある赤穂義士所縁の臨済宗寺院です。浅野長矩公の墓や46義士の遺髪塔があり、山科の泉岳寺でしょうか。毘沙門堂へ行く手前にありますが、寄ったことはありませんで...
読書時間

『倭の五王』(2018)を読む

河内春人『倭の五王 王位継承と五世紀の東アジア』中公新書、2018年1. 中国の史書に倭国の空白がある理由古代の日本を知る手掛かりが中国の史料にあるが、満遍なくあるわけではなくて、三世紀の『三国志』魏書・烏丸鮮卑東夷伝倭人条と五世紀の『宋書...
読書時間

『日本石造物辞典』(2012)

日本石造物辞典編集委員会編『日本石造物辞典』吉川弘文館、2012年大野寺の石造物について、宋人の石工のことを以前に書いたが、年代が気になっていたので、『日本石造物辞典』(2012年)を調べてみた。外部倉庫からご帰還していたのであった。『南都...
四都手帖

四都手帖2018年03月【編集中】

2018年3月の私的な愉しみと記憶真如堂で花供曽あられが授与される。【古都】涅槃図 真如堂 2018年3月1日(水)〜4月1日(日)ひな祭り 3月3日亀末廣の和菓子 ひちぎりを思い出す。お松明式 嵯峨釈迦堂 2018年3月15日(木)20時...
東都手帖

東都手帖2018年03月【編集中】

2018年3月東都散歩のための私的な愉しみと記憶今年も、桜が観れるとありがたい。東京の開花予想は2018年3月22日(ウェザーニュース2018月1月18日付)◯「没後40年 熊谷守一 生きるよろこび」東京国立近代美術館 2017年12月1日...
断片記憶

石牟礼道子氏逝く

石牟礼道子氏が亡くなられた(2018年2月10日)。『苦海浄土』を池澤夏樹氏の個人編集世界文学全集で読んだ時、海の底から湧き上がってくるような言葉に驚いた。渡辺京二氏はさぞかし肩を落としているだろうと思う。私が石牟礼道子氏の書いたものを読む...
読書時間

『西南戦争』(2007)

小川原正道『西南戦争 西郷隆盛と日本最後の内戦』中公新書、2007年西南戦争の通史である。明治六年の政変から始まる。去年は明治維新を考える書物が相次ぎ出て、私もいくつかを手にした。明治維新から150年がいわれたので今年は151年目となる。こ...
古都を旅する

勧修寺

週刊新潮の「とっておき私の京都」講談師の神田松之丞師の3回目は「勧修寺」でした。勧修寺は真言宗山階派大本山です。氷室の池の汀で憩う神田松之丞師は雰囲気でてますね。醍醐天皇の母方の祖父の宮道弥益の居宅を改めたのが勧修寺だそうです。プラス1は「...