段ボール箱に囲まれて

断片記憶

1日1箱点検するという計画はすぐに挫折した。玄関の段ボール箱は出入りに邪魔なので、2箱リビングに入れた。リビングの5段に積まれた段ボール箱には圧迫感がある。それを理由に寝室でこれを書いている。ハイデッガーの『時間』を処分したばかりなのにまた欲しがっている。病気である。自分の精神を健全だと思っていたが、不安定である。時間に関する本は捨ててはいけないことが分かった。こうやって、自分という分からない人を本の選択を通じて知ろうとするのである。

本の感想を書くはずが、本を購入するに至った理由(わけ)を書くことになるのだろうか。それは毎月購入後記に書いている。もっと詳しく書いておけば、自己分析に役立つようになるだろうか。装丁が気に入ったからとか、帯の宣伝文句がよかっからというのは、衝動買いにつながる気がする。となると、読むものを書いて、読んだことを書くということになるのだろうか。読書の感想にはその二つの要素がある。読むという目的と、読んだ結果だ。つまらなかったり、分からなければ、感想は書かないだろう。

そういう冷めた目で見直すと、購入後記も気まぐれ過ぎる。買う前から何故買うのかが問われる。やはり、書籍目録は運用改善が必要だ。

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