室生犀星記念館にいるときスマホの電池が切れかかっていたのでホテルへ戻り充電する。その間に、行きと帰りで夜の店になるか見てきたが、ピント来なかったので、室生犀星記念館で入手した地図を眺める。片町といってもいくつかのブロックに分かれていることを知る。知人にはおでん居酒屋 三幸を勧められていたが、この暑さでおでんも何だし、小料理屋かなにか地元の人しか行かない店を探すことにした。方針は周辺部にあり、インターネットで紹介されていない店である。いくつか候補を選び歩いてみることにした。
片町から木倉町をひと歩きして、先の細い暗い道に入る。目に付いた店の構えから目星をつけてひと回りして木倉町へ戻る。電話で確認して、伺うことにした。入ると長いカウンターがあり、右は座敷となっており宴会の声がした。カウンターにひとりで座り、ビールを飲んで、突き出しのもずく酢を摘みながら肴を選ぶ。フクラギとキハタの刺身をもらう。お酒は冷やおろしがあったので右から順に出してもらった。石川県のひやおろしは9月8日が解禁日だそうである。どじょうの唐揚げが細くて旨い。土瓶蒸しで酒が進む。カウンターに並べた酒は一通り飲んだので、大将が奥から「農口」を出してきた。「加賀鶴」「常きげん」「池月」の後に飲んだので少し甘く感じた。「加賀鶴」で口直しする。
すっかり気持ち良くなったので、梯子せずにホテルへ戻ってKMBで飲み直した。
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