シガモノ 紀貫之の墓をやり過ごす 目崎徳衛『人物叢書 紀貫之』吉川弘文館、1961年、1985年新装版 紀貫之の最初の伝記であるという。歴史家であるため歌人とは違った観点の本となる。当時は子規の毒が回っていたので、古今集そして紀貫之の評判は頗る悪かった。目崎徳衛は紀貫之をど... 2017.06.20 シガモノ断片記憶
断片記憶 片付けの先 若者二人に手伝ってもらい、外に出す本を選別した。ビジネス書はそれほど残ってなかった。去年出したのだろう。むしろ紙屑の多さを実感した。京都の思い出の紙々を見ていると、過ごした時間を想いやらざるを得ない。京都の本を外に出す本に入れて、下の箱から... 2017.06.19 断片記憶
四都手帖 四都手帖2017年07月【編集中】 2017年7月の私的な愉しみと記憶 文月の京都は祇園祭の季節を迎える。 三十三間堂でお札をお願いし、八坂神社で団扇を買い、本田味噌本店で五山送り火の焼印のついた一わんみそ汁を予約する。 【古都】 祇園祭 2017年07月01日(土)〜31日... 2017.06.18 四都手帖
断片記憶 RIP Yoko Nogiwa RIP Yoko Nogiwa 野際陽子さんが2017年6月13日に亡くなられた。 昔、テレビでキーハンターを見ていたことを思い出す。非常のライセンスを歌う彼女の理知的な風貌に憧れたのもだった。 ご冥福をお祈りいたします。 2017.06.17 断片記憶
断片記憶 『全国女性街ガイド』(2016) 渡辺寛『全国女性街ガイド』(カストリ出版、2016年)というタイトルの豆本を相方からもらう。『吉田類の酒場放浪記』という番組に対抗して『おんな酒場放浪記』ができて、男女同権を主張する立場からは、『男の街』があろうと思ってググると、宮史郎の『... 2017.06.16 断片記憶
古都を旅する 蓮華寺 週刊新潮の「とっておき私の京都」アルピニストの野口健氏の3回目は「蓮華寺」でした。野口氏は一人になりたくなると、なぜか足が向くそうです。野口氏は書院の北側の庭について言及していますが、崖の下の流れを見ながらお茶をするのも良いところです。 プ... 2017.06.15 古都を旅する
断片記憶 『日本の歴史16 天下泰平』(2009) 横田冬彦『日本の歴史16 天下泰平』講談社学術文庫、2009年、2014年第3刷 序章「天下泰平」の時代 早稲田の研究会で子安宣邦先生があげられていた本だ。序章「天下泰平」の時代は古活字版『大坂物語』から始まる。横田冬彦氏は「この書に刊記は... 2017.06.14 断片記憶
散歩時間 熱海五郎一座を観る 新橋演舞場では開場前に長い列ができていた。11時50分に開場となった。知り合いの夫婦と観劇である。弁当を買って中に入る。12時まではロビー扱いだった。助六弁当を食べながら、懐メロを聴く、Stand by Me、Time of the Sea... 2017.06.13 散歩時間
読書時間 『日本詩人選7 紀貫之』(1971) 大岡信『日本詩人選7 紀貫之』筑摩書房、1971年、1973年第5刷 大岡信が亡くなった時、最初に探した本だが、見つからなくて『岡倉天心』を読んだ。たまたま事務所で袋に入っていた本を取ると、その下にあった。勘違いとはよくあることで、全て梅原... 2017.06.12 読書時間
散歩時間 「坂田直 半世紀写真展 濹東懐古」を観る 柳橋のルーサイトギャラリーへ知り合いの「坂田直 半世紀写真展 濹東懐古」を観みきたら、美女達に迎えられた。催しの後だったので、客は私しかいない。坂田さんの解説付きでゆっくりまわり、2階のバーで隅田川の景色を眺めながら「古今」の鳥弁当を3人で... 2017.06.11 散歩時間