自分の文庫を訪ねるということ

散歩時間

平井にある東北大学会計政策大学院を訪問した。江戸川区の廃校となった小学校を利用したものである。私の知り合いが東北大学大学院で教えているのと、今回のアイデアをもらったことで、去年、会計・経営関係の本を送ったのである。平井駅で元の同僚と待ち合わせた。彼も日曜日に教えている。旧中川はもはや川ではなく、細長い池となった。そんな旧中川の側にある校舎に入り、スリッパを履いて2階に上がった。自習室の中に寄贈した本が棚に収まっていた。

かつて構想したことが別の形で一部実現した訳だが、自分の文庫を訪ねるという感覚は奇妙なものだ。もともと、本を並べて写真に撮ってサヨナラするための企画だった。活用は考えていなかった。ここに来る学生は少ないし、引受けてくださった先生は車椅子のため、バリアーフリーでない小学校の2階に上がって来ることはないからである。まだ講義中だったので、先生方と駄弁って待った。

私にしてもここに来る理由を見つけるのが難しい。自分の文庫が自分の人生を現しているとすれば、時々思い出すことがあるかもしれない。しかし、この地との関係性が生まれないとここに来ることはしないだろう。段ボール箱で重い本を送り付けただけだった。これを此処まで運んで並べるだけでも大変だったはずだ。今度、本を整理することがあったら、お菓子も一緒に届けることにしょう。

まだ、スペースがあるので、追加で受け入れてもらう本を相談したいと思う。講義が少し長引いていたが、その後、3人で錦糸町の店へ向かった。そして、今回の飲み会の企画をした人が後から来て飲んだのであった。

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