69 「彼は座敷童」千宗室

ひととき 2015年7月号の千宗室さんの京都の路地まわり道は「彼は座敷童」というタイトルだった。フクちゃんが店長を務める掘炬燵の切られた町屋のレストランの一室での話だ。

甘い白は苦手な家元がソムリエでもないフクちゃんが選んだSというアルザスワインを飲む描写がいい。

最近アルザスワインを京都で目にするようになった。誰か仕掛人がいるのだろうか。

座敷童は繁栄の象徴だけれども、人を座敷童に喩えるのはどうかと思う。