髙宮利行『西洋書物学事始め』青土社、1993年
Le Petit Parisienのオーナーさんと髙宮利行氏の『西洋書物史への扉』(岩波新書、2023年)について話していたら、件の本を貸してくれたのだ読んでみたい。30年前の本をネタに新書を出したと言われてもしかたがない。この世界は考古学的な発見がなければ進歩しない。それにしても、古本屋はどこで成立したのかとか、その本はどう流通したのかなど知りたいことはいっぱいあるけれども、確かなことは、本に書かれていなければわからない。本で確認できた最初はということになる。もちろん、それ以前に成立していたとしても資料的な裏付けがないので確かめようが無いのである。
本書のタイトルも何か分野として成立していないマイナーな世界を扱う言い方になっている。
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