都をどり 2016を観る
第144回都をどりを知合いと観る。
耐震の問題でお茶席が二階から一階になった関係で、縦長になってしまった。後ろからは見えにくいが、幸い私たちは前の方の席だった。市有里さんのお點前で、控えの清乃さんが茶を運ぶ姿を見ながら、彼女の成長を感じていた。虎屋の饅頭を頂き、去年は皿をOさんにあげたことを思い出した。今年は大阪で泊まらないので、皿は持ち帰ることになり、洗って段ボールの中にしまった。
総をどりは、紗貴子さんが西をどり子の先頭に、真咲さんが三番目、豆そめさんが西の最後尾だった。茉利佳さんが東の四番目、九番目が章乃さんだった。お囃子は小芳さんが小鼓だった。地方に君日絽姐さんがいないのは寂しい。要するに二番の組の日だった。
演出も心なしか少し照明が明るくなったような気がした。
「名所巡四季寿」
第1景 置歌
第2景 城南宮枝垂梅香
第3景 毘沙門堂藤小波
第4景 春日造替祝舞楽
第5景 落窪姫末繁昌
第6景 芭蕉庵紅葉遊戯
第7景 三千院雪見風流
第8景 姫路城桜霞
こうしてをどりが観られる喜びを噛み締めなが、まだ、明るい夕方の祇園の路地を伝わって割烹へと向かう。
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