霜月は床から寒さが上がってくる。ソファに座って本を読み返すことが多くなった。記憶が曖昧になって概念を操れないことが度々生じた。時の長さが記憶を彼方に追いやってしまう。道具は使うことで手入しないと錆びついてしまう。紙に書くことでしか、インスピレーションのスピードについていけない。目的のない読書に割ける時間もほぼ無くなった。
(購入後記)
河内将芳「天正九年、信長の馬揃(「御馬汰」)とその後」を読むために『日本歴史』2020年11月号、吉川弘文館をoazoで購入した。その後が紙幅が足りないせいか物足りない記述に終わった。
池田晶子の哲学を若松英輔氏が論じた本(2013年)の増補新版を買う。課題図書なので、第3章を読む。
渡部泰明氏の和歌の本は2冊目となる。私を慰めるのは詩歌しかないのだろうか。
田中健一氏のYouTubeを見ているうち、気になったので購入した。安いので意外に冊数が出るかもしれない。大学入試問題から、練習問題を作っているので、基礎ができてない人向けかと思うが、レベルはクリアしている。
岩田靖夫は2015年に亡くなっている。子安先生の一つ先輩に当たるのではないか、今度お会いしたときに聞いてみたい。
倉林秀男氏の本は2冊目になった。自分の知っているはずのヘミングウェイとは別のものを感じている。
【歴史】
『日本歴史』2020年11月号、吉川弘文館
【思想】
若松英輔『不滅の哲学 池田晶子』亜紀書房、2020年
岩田靖夫『ヨーロッパ思想入門』岩波ジュニア新書、2003年、2020年第28刷
【文学】
渡部泰明『和歌史 なぜ千年を越えて続いたか』角川選書、2020年
【語学】
田中健一『英文読解入門10題ドリル』駿台文庫、2020年
倉林秀男、河田英介『ヘミングウェイで学ぶ英文法』アスク出版、2019年第5刷
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