円仁、足立喜六訳注、塩入良道補注『入唐求法巡礼行記1』(東洋文庫、1970)
円仁の『入唐求法巡礼行記1』が花火の後の段ボールの入れ替えで出てきた。上の箱が下になったり、下の箱が上になったりして、よくわからない状態になっているが、取り敢えず見つかったことは喜ばしいことだ。
最近読んだドナルド・キーンの『百代の過客』(2011)の最初が円仁の『入唐求法巡礼行記』だったので、タイムリーな出現である。
この東洋文庫版は解説、漢文の書き下し、注、補注の構成になっている。以前読んだ時のリンクが切れているページがあって歳月というものを感じる。寝る前に読むのでナイトキャップとして都合の良い本になった。

入唐求法巡礼行記1
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