読書時間 『武士道ー 侍社会の文化と倫理』(2014) 笠谷和比古『武士道ー 侍社会の文化と倫理』エヌティティ出版、2014年「武士道」という言葉の使われ方を史学実証主義の方法を用いて究明する。いわゆる「武士道」に関する本は避けていたが、『主君「押込」の構造』(講談社学術文庫)の著書である笠谷和... 2014.10.06 読書時間
旅の時間 温習會2014 温習會は10月1日から6日まで祇園甲部歌舞練場で開催される。温習會は出番が1日・4日、2日・5日、3日・6日に分かれて各人の出番は二回ある。今日は5日なので2日・5日の組の二回目だ。チケットは芸妓・舞妓さんからお茶屋を通じて入手する。大概は... 2014.10.05 旅の時間
断片記憶 裾野が支える 裾野は大切だと思う。新丹那トンネルを出て、富士山が東南の裾野をひろげているのが見える。雪でもあれば大きく見える。そのうち愛鷹山に隠れた富士山の頂上部が愛鷹山と並ぶように見えるがどおってことのない山に見える。それが、南西に裾野を広げ始めると我... 2014.10.04 断片記憶
断片記憶 大阪までよういかん。 「大阪で生まれた女」という曲があって、カラオケでよく歌ったが、大阪の人が東京へはよういかんという気持ちがよくわからなかった。しかし、京都の人と話していると、東京どころか大阪までよういかんといっている。何もわざわざ大阪へいかんと京都で済むこと... 2014.10.03 断片記憶
断片記憶 「うたげ」の語源 「うたげ」の語源が「うちあぐ」にあるという。「打ち上ぐ」は一つのものごとが、完結・終了して、上がりの状態になることだ。この区切りをつける「打ち上げ」のことを京都では「足洗い」と称する(上野誠『万葉びとの宴』講談社現代新書、2014年)。「足... 2014.10.02 断片記憶
読書時間 『京都をてくてく』(2010) 小林由岐『京都をてくてく』祥伝社、2010年『京都をてくてく』は著者のお散歩の第二段だ。上賀茂、紫竹・紫野、小川・御所西、修学院・一乗寺、東山七条、洛南東山が今回のお散歩エリアとなる。中心部が主体の『京都でのんびり』に比し周辺部が内容となっ... 2014.10.01 読書時間
古都を旅する 『月刊京都 2014年10月号』でずいき神輿を見たくなる 『月刊 京都』が面白い。2014年10月号は京都・野菜暮らし特集である。なかでも、「農家も支える北野天満宮「ずいき神輿」」(取材 深井元恵)は野菜農家の佐伯昌和氏へのインタビューを交え、ずいき祭をコンパクトに4Pでまとめている。ずいき祭は1... 2014.09.30 古都を旅する
旅の時間 『京都手帖2015』で遊ぶ 毎年愛用している光村推古院の『京都手帖2015』も去年と同じリバーシブルな柄だった。ただし、京都限定版。過去に訪れた行事、寺社データや文化施設をマーカーして、『京都手帖』に載ってない能楽堂や京都工芸繊維大学の美術工芸資料館など大学の資料館を... 2014.09.29 旅の時間
散歩時間 「京島」街歩き最強マップ 地図を持たないで街歩きすることはできる。ときおり出くわす案内板で確認すれば良い。そう思っていたのでは、京島は歩けない。案内板やタダの地図では分からない。藍染博物館が京島1丁目にあるくらいだが、そこは目的地ではない。我々が行きたいディープな京... 2014.09.28 散歩時間
読書時間 『垂壁のかなたへ』(2012) スティーブ・ハウス、梅津正彦訳『垂壁のかなたへ』(白水社、2012年)「垂直」とか「垂壁」という言葉に弱い。で買ってしまう。谷口けい氏の推薦の帯も付いていたので迷わず購入した。ラインホルト・メスナー氏が序文でスティーブ・ハウス氏は偉大な冒険... 2014.09.27 読書時間