旅の時間

夕焼け京都塾

夕焼け京都塾は山折哲雄塾頭のもと2010年11月に立ち上がった私塾である。多彩なゲストを招いて、お話を聞いた後、夕陽を眺め、食事をし、酒を飲み、ゲストや山折哲雄塾頭との意見交換会がある。高橋武博氏が世話人代表を務めている。第24回夕焼け京都...
四都手帖

水都にある地味な美術館

七条より京阪電車で淀屋橋へ向かう。中之島は堂島川と土佐堀川に挟まれた中洲である。そんな水都でランチをしょうと大阪市中央公会堂の地下にあるレストランへ向かう。レストラン&バル 中之島ソーシャルイート アウェイクとちょっと長い名前だ。庶民的な値...
四都手帖

三十三間堂の団扇

三十三間堂は売店とロッカーのあった附属の建屋を工事していて、入口から直接に本堂へ繋がる仮設のスロープができていた。雷神さんにいきなり挨拶した。ご祈祷をお願いして、おしるしの団扇をいただく。去年は線香二つだったのを思い出す。千手観音座像の右手...
読書時間

『学習する組織』(その2)

ピーター・M・センゲ、枝廣淳子、小田理一郎、中小路佳代子訳『学習する組織ーーシステム思考で未来を創造する』英知出版、2011年、2016年第10刷今回の増補改訂版は、デミング博士をめぐる扱いが白眉である。当初の本のカバーにデミンク博士の推薦...
四都手帖

御手洗祭2016

【情報】2016年の下鴨神社のみたらし祭は、7月23日(土)から7月31日(日)にみたらし池に足を浸して一年の無病息災を祈る。夏の土用に行われる年中行事だ。初日の23日は午前9時〜午後10時平日は午前5時30分〜午後9時金、土、日は午前5時...
古都を旅する

外宮

週刊新潮の「とっておき私の伊勢」ノンフィクション作家の梯久美子(かけはしくみこ)氏の1回目は「外宮」だった。また、伊勢かというぐあいに人気である。豊受大神宮(外宮)の参道入口近くの「まがたま池」の花菖蒲を前景にせんぐう館が写っている。私は参...
読書時間

『英国に就いて』(2015)

吉田健一『英国に就いて』ちくま学芸文庫、2015年このエッセイは「象徴」で始まる。しかし、英国と英国人の象徴に薔薇をもってくる話は結構手厳しいことが言われている。「たとえば優しい心、あるいは柔軟な心がなければ本当に無慈悲であることも望めない...
読書時間

『人口知能は人間を超えるか』(2015)

松尾豊『人口知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』角川EPUB選書、2015年第9刷人口知能のブームは過去に2回あったと著者はいう。1956年から1960年代が第1次ブーム、1980年代が第2次ブーム。そして、またブームと...
四都手帖

「四都手帖」始める

「四都手帖」の試みは7月8月の私的な楽しみを載せることから始めたい。過去の旅を振り返り、新たな興味を加えてみた。「四都手帖」の四都とは何か。湖都、水都、旧都(cute)、そして古都の四都を巡る本や旅の記憶近江は近い湖の国、湖国といわれた。そ...
断片記憶

駒場和男氏の訃報

駒場和男『ゆめまぼろし百番』毎日コミュニケーションズ、2006年月刊詰将棋パラダイス2016年7月号に駒場和男氏が6月に亡くなられた(82歳)とあり、詳細は8月号とのことだった。ガリ版刷りの大学将棋部の会報に駒場和男氏の作品が載っていたのを...