古都を旅する

磔磔(たくたく)

週刊新潮の「とっておき私の京都」京都出身のロックバンドのクルリの1回目は「磔磔(たくたく)」だった。今回はライブハウスから始まった。プラス1は「拾得(じっとく)」だった。これもライブハウスだ。
旅の時間

温習會2016を観る

温習會は秋に行われる祇園甲部歌舞会主催の京舞井上流の会である。毎年10月1日〜6日まで、出番が3組ある。8月8日に芸舞妓さんに切符が分配されたが、番組がまだだった。お茶屋の女将さんには今年のカレンダーを見て、1日を頼んだ。初日なので4日目と...
旅の時間

瑞饋祭(ずいきまつり)

瑞饋(ずいき)とは芋茎(ずいき)瑞饋祭(ずいきまつり)の瑞饋といっても知らない人がいるので、少し説明したい。ずいきは里芋の茎のことである。京都ではよく食べられていて、私もずいきあんかけをよく食べた。その芋茎で屋根を葺いた神輿が北野天満宮を出...
旅の時間

水の森 志明院

志明院とは志明院(しみょういん)に行くことになった。京都市北区雲ヶ畑にある真言宗仁和寺派の寺院である。石楠花で有名な寺院である。司馬遼太郎の「石楠花妖話」(1954)というエッセイは石楠花の花の時期に志明院へ泊まる話だ。花は口実で実は妖怪変...
書籍目録

2016年09月購入古書

2016年09月購入古書(購入後記)伊藤果氏の本を読んでいたら、上田吉一氏の『極光』が欲しくなった。オーロラという名前がいいではないか。もっとも上田氏には『極光21』があるので、これがあれば越したことはない。現在から遡って議論を確認しょうと...
書籍目録

2016年09月購入図書

2016年09月購入図書購入後記(うしろがき)岡谷公二氏の神社三部作をどのカテゴリにするかで、過去の書籍目録を見てみたが、2014年7月はまだ始めてなかった。歴史でもなく、思想でもない。民俗学になっていない。とすると、この仏文学者のエッセイ...
古都を旅する

鳥せい本店

週刊新潮の「とっておき私の京都」指揮者の阪哲朗氏の4回目は「鳥せい本店」だった。「四条木屋町の人気鶏料理屋が清酒「神聖」のブランドで知られる山本本家とタイアップし、その東蔵を改造して開店した焼き鳥酒場だ」とは知らなかった。伏見の名水の一つで...
視聴時間

『〜能と花の二夜〜能『道成寺〜赤頭』』(2008)

〜能と花の二夜〜能『道成寺〜赤頭』日本伝統文化振興財団、2008年2007年9月28日・29日 札幌メディアパーク・スピカでの公演である。これは第二夜である。184分。道成寺は有名なので解説は要しないと思うが、念のため状況を書いておく。安珍...
視聴時間

『〜能と花の二夜〜能『土蜘蛛』狂言『鐘の音』』(2008)

〜能と花の二夜〜能『土蜘蛛』狂言『鐘の音』日本伝統文化振興財団、2008年2007年9月28日・29日 札幌メディアパーク・スピカでの公演である。これは第一夜である。190分。勅使河原茜家元による花いけから始まる。竹内学師の笛と共演である。...
シガモノ

櫟野寺の大観音

櫟野寺(らくやじ)を知ったのは白洲正子の『かくれ里』(1971)だった。私が訪れたのは、正月気分の残る2011年1月8日だった。無人駅の油日で降りて、地図を片手に歩き始める。単線の線路を渡って、赤い鳥居を潜り、雪の残る道を歩く。油日岳がだん...