断片記憶 冬の高野山 竹内信夫『空海入門 弘仁のモダニスト』ちくま学芸文庫、2016年竹内信夫が冬の高野山で『空海入門』を書いた。空海が愛した「高野(たかの)」という「平原の幽地」を実感するため、敢えて空海と同じく、冬の高野山に住むことにしたのである。参拝者とし... 2017.05.26 断片記憶
古都を旅する うぶすなの郷TOMIMOTO 週刊新潮の「とっておき私の奈良」直木賞作家の黒川博行氏の4回目は「うぶすなの郷TOMIMOTO」でした。富本憲吉記念館が閉鎖されてどうなるのか心配していましたが、2017年3月1日に体験型宿泊施設としてオープンしていたのでした。富本憲吉の生... 2017.05.25 古都を旅する
読書時間 『ミシェル 城館の人 第一部 争乱の時代』(2004) 堀田善衞『ミシェル 城館の人 第一部 争乱の時代』集英社文庫、2004年、2007年第2刷『エセー』を書いたミシェル・ド・モンテーニュについての堀田善衞の伝記小説は3巻本であった。菅野昭正氏の解説が各巻にある。谷沢永一は歳をとったらモラリス... 2017.05.24 読書時間
断片記憶 下緒の結び方 全日本刀匠会『写真で覚える日本刀の基礎知識』株式会社テレビせとうちクリエイト、2006年、2009年第4刷この本は下緒(さげお)結び方を解説している稀有な本である。若旦那の居合刀の下緒を作るために、知人の奥様を案内して京都へ何度か行ったこと... 2017.05.22 断片記憶
読書時間 『辺境図書館』(2017)とは何か 皆川博子『辺境図書館』講談社、2017年0. 書誌情報『辺境図書館』は講談社「IN☆POCKET」2014年10月号〜2016年10月号に連載したもの25篇に、書き下ろし「水族図書館」を加え、索引を付けたものです。連載は2017年4月号から... 2017.05.21 読書時間
ひととき 92 「ツバメの巣」千宗室 ひととき 2017年6月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「ツバメの巣」というタイトルでした。「このところ春と秋が短くなった」と家元がいう。久しぶりに某商店街をぶらつき、3時過ぎだというのに横道から良い匂いがしてくる。... 2017.05.20 ひととき
古都を旅する 朝護孫子寺 週刊新潮の「とっておき私の奈良」直木賞作家の黒川博行氏の3回目は「朝護孫子寺」でした。信貴山からの展望写真が素敵です。私もお参りしたことがありますが、この景色は記憶にございません。花の時季に行くべきですね。信貴山といえば、「信貴山縁起絵巻」... 2017.05.19 古都を旅する
断片記憶 古書修理 戸高一成氏「古書修理」(週刊新潮、2017年5月18日号)は、古書を分解して修理する話である。その経験により戸高氏は「本は、内容さえ同じならそれでよいという向きもあるが、私はそう思わない。本は、印刷、製本、用紙、デザイン、そして函、カバー、... 2017.05.17 断片記憶
断片記憶 読書ほど得なことはない 藤原正彦氏の管見妄語「読書ほど得なことはない」(週刊新潮、2017年5月18日号)は、奥さんの藤原美子氏に「あなたは筆が遅い」と言われたこと対して、これ以上速く書けない理由があると書いている。藤原正彦氏は日本の諜報に関する作品を書いていたと... 2017.05.15 断片記憶
古都を旅する 箸墓古墳 週刊新潮の「とっておき私の奈良」直木賞作家の黒川博行氏の2回目は「箸墓古墳」でした。黒川博行氏は『8号古墳に消えて』というミステリーを書いたことがあるそうです。河内に住んでいるので黒川氏は誉田古墳など巨大古墳を見慣れてます。箸墓古墳は全長2... 2017.05.14 古都を旅する