断片記憶

世界は◯◯でできている

『世界は経営でてきている』(岩尾俊兵、講談社現代新書、2024年)とか『世界はラテン語でできている』(ラテン語さん、SB新書、2014年)とか、世界は◯◯でできているとか、世界は◯◯で満ちているとかいうタイトルが流行っているようだ。 カント...
読書時間

『徒然草をよみなおす』をまた読み直す。

小川剛生『徒然草をよみなおす』ちくまプリマー新書、2020年 「すべてを捨てる」生き方 兼好が「諸縁放下」とも呼ばれる主張を繰り返していますが、「しょせんはきれいごとに過ぎない」(p.34)と小川剛生氏はいいます。 その中で「空の名残」を取...
古都を旅する

奈良いきものミュージアム

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の奈良」読書家・小説家・短歌研修員の宮田愛萌氏の4回目は「奈良いきものミュージアム」でした。令和5年4月に複合商業施設「ミ・ナーラ」開設されたそうです。どうりで知らないわけでした。それにしても宮川さんの蛇...
断片記憶

単語カードで遊ぶ

通勤時間や細切れ時間に単語カードを使ってみたくなった。電子機器はアクセスが遅い。その点紙製品は使えるまでが速い。本来は本を読んでいたいのだが、混み合うなかで本を読むのは難しいこともある。その点、小さな単語カードは情報量は少ないけれども、アウ...
書籍目録

2024年01月購入図書(その4)

睦月も下旬となった。今月は寒さの厳しい日があったり、緩んだりした日もあり、暖冬の予想とのギャプを感じている。 (購入後記) 「黄表紙」が懐かしいので手に取ってしまった。読書計画外の本であることは認めざるを得ない。この世界に入るためには何処か...
ひととき

172「わすれもの」千宗室

2024年2月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「わすれもの」というタイトルでした。家元が出町柳からの散歩の帰りに、自販機のところで忘れ物を見つけてあれこれと想像をめぐらすお話でした。心暖まりますね。
書籍目録

2024年01月購入図書(その3)

1月は睦月であった。正月でもある。既に正月と書いていたのは直さないでおこうと思う。無謀な読書計画によりしばらく本の購入は控える必要があるにもかかわらず本を買ってしまった。23時も過ぎて寝ようと考えていたときにスマホをいじってはいけないという...
読書時間

神の概念と存在

永井均『私・今・そして神 開闢の哲学』講談社現代新書、2004年、kindle版 永井均氏は世界の本質について考えることが哲学として残ると考えている。 その議論の一端を見てみよう。 例えば、人間そっくりのロボットを考えてみると、「彼には心が...
書籍目録

『世界は経営でできている』(2024)

正月も味わうという感覚はなく、普段とどう違うのかわからない。本書は読書計画外の購入ではない。すでに12月中に予約していたのである。すぐに眠くなるのでいつ読めるやらわからないが、著者の講演を聴いているので読まなくても語れる本である。 (購入後...
古都を旅する

てのべたかだや

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の奈良」読書家・小説家・短歌研修員の宮田愛萌氏の3回目は「てのべたかだや」でした。令和2年に三輪そうめんの老舗が出したショップなので知りませんでした。大神神社の門前で素麺食べてた頃が懐かしい。 プラス1は...