京都

四都手帖

四都手帖2023年09月【編集中】

2023年9月の私的な愉しみと記憶 9月は長月はである。台風シーズンでもある。萩の花を見るくらいしか記憶がない。ただ、その萩の花を見に行く先があまりないのである。真如堂の先の突き当たりにある迎稱寺の萩が土塀に映えて風情があった。出町柳の近く...
古都を旅する

伏見稲荷大社

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」歴史学者の井上満郎氏の1回目は「伏見稲荷大社」でした。井上満郎氏は伏見稲荷大社責任役員をお勤めとか。伏見稲荷大社は千本鳥居が有名ですが、お山すれば、お塚に圧倒されます。用事がなければ三ノ峰、ニノ峰...
古都を旅する

雲林院

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」作家髙樹のぶ子氏の4回目は「雲林院」でした。遍昭を初住とする寺院でした。遍昭の子の素性法師を雲林院に訪ねる小野小町の話で髙橋のふ子氏の『小説小野小町 百夜』(日本経済新聞出版、2023年)を巡る旅...
ひととき

166「胡瓜」千宗室

2023年8月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「胡瓜」というタイトルでした。家元が好む夏の胡瓜の食べ方を2つ紹介した後、暑さ凌ぎの話になります。もう、ジョギングをするのを諦めたようです。この「ひととき」の連載もすでに...
古都を旅する

神泉苑

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」作家髙樹のぶ子氏の3回目は「神泉苑」でした。祈雨修法(きうずほう)が行われた地として有名ですが、伝説では小野小町が雨乞いの歌を二首奉納したとか。今回も小野小町です。 プラス1は小野小町雙紙洗水遺跡...
古都を旅する

欣浄寺

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」作家髙樹のぶ子氏の2回目は「欣浄寺」でした。深草の少将縁の欣浄寺(ごんじょうじ)は前回の予告でした。六歌仙で有名な小野小町と深草の少将の話の続きの墨染の欣浄寺は伏見大仏で知られています。まだ未見な...
ひととき

165「奇妙な雑木林」千宗室

ひととき2023年7月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「奇妙な雑木林」というタイトルでした。家元が散歩で千本中立売通の近くで土屋町筋から西に入った路地の先に雑木林を見つけたことを書いていました。車止めがしてあって先へ...
古都を旅する

鍵善良房

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」元宝塚歌劇団娘役の早花まこ氏の4回目は「鍵善良房」でした。ここで「くずきり」をいただいたのはかなり昔になる。京華堂さんから引き継いだ「濤々」を買いに行くのはいつの日か。 プラス1はZENBIです。...
ひととき

164「紫陽花の佇まい」千宗室

2023年6月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「紫陽花の佇まい」というタイトルでした。射干(しゃが)の話から始まったのは初夏は短いことの例えでした。家元からすると、初夏が短いことを認めたくないようです。紫陽花=梅雨が...
古都を旅する

マリアの心臓

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」元宝塚歌劇団娘役の早花まこ氏の2回目は「マリアの心臓」でした。マリアの心臓は人形博物館だそうです。平成27年に東京から大原へ移転されたということで、知りませんでした。 プラス1は三千院です。5月3...