京都

四都手帖

四都手帖2018年12月【編集中】

2018年12月の私的な愉しみと記憶 師走の頃、親しい人と会話する午後の時間は風のように舞って過ぎ去っていっく。下世話な話から、技術の話まで、笑いと話題は尽きないけど、終わりは知っている。 一年の贖罪をしたり、花街に足を向ければ、年中行事の...
旅の時間

温習會2018を観る

温習會は千秋楽であったが、台風の影響かインタネット販売のせいか、少し空き席もあった。まあ、祇園甲部歌舞練場の時も、贔屓の演目をみたら、さっと引き揚げて宴席へ向かう人達も見かけたので、実際のところは分からないが、引けは速い。 演目 長唄 春遊...
読書時間

「戦国期・豊臣政権期京都の御霊祭」

河内将芳「戦国期・豊臣政権期京都の御霊祭ー文禄五年を中心に」日本歴史学会編集『日本歴史 2018年9月号』吉川弘文館、2018年 御霊祭について、先行研究に言及することから始まる。本多健一氏の一連の研究で「御霊祭が下京の祇園会と比肩しうる上...
断片記憶

文人気質(その4)

磯田道史『無私の日本人』文藝春秋、2012年 ジョン・ウオーカー&大山和哉『大田垣蓮月:幽居の和歌と作品』蓮月財団プロジェクト、2014年 林浩平氏が大田垣蓮月を取り上げた時に、杉本秀太郎の『大田垣蓮月』(1982年)を読みたいと思ったが、...
古都を旅する

六波羅蜜寺

週刊新潮の「とっておき私の京都」作家の梓澤 要氏の1回目は「六波羅蜜寺」でした。六波羅蜜寺は何度も行ったのですが、このところご無沙汰しているかもしれません。暮れの空也踊躍念仏がこれからのおススメの行事です。隠れ念仏踊りをみて、皆でモーダナン...
旅の時間

温習會2017を観る

今年は曜日の関係で初日を観ることになった。インターネットでチケットをとれるようになると温習會の性格も変わっていくと思う。便利になることで失われるもことも多い。井上流も変わるということだ。お茶屋さんがチケットを手配してくれていたので、相方と観...
旅の時間

温習會2016を観る

温習會は秋に行われる祇園甲部歌舞会主催の京舞井上流の会である。毎年10月1日〜6日まで、出番が3組ある。8月8日に芸舞妓さんに切符が分配されたが、番組がまだだった。お茶屋の女将さんには今年のカレンダーを見て、1日を頼んだ。初日なので4日目と...
断片記憶

須山公美子さんはおうまさん大好きだった。

『須山公美子のおうまさんかやってくる2 園田でカツ丼を食べよう!』Crab Apple Records、2009年 何処で手に入れたかは分かっている。然し、いつだったかは定かでない。片付けしていたら、箱から出てきたものの一つだ。封も切らない...
旅の時間

かがり火コンサートは休催だった

御霊祭のかがり火コンサートを楽しみにしていたが、今年もできなかったようだ。案内が来なかったので予定してなかったが、土曜日に大阪に用ができたので、途中なので(笑)、上御霊神社へ寄ってみた。 もう、イチハツも終わっていた。イチハツは4月末に咲く...
旅の時間

温習會2014の千秋楽

温習會の千秋楽を観る。 舞妓さんは昨日と同じ「菊づくし」だった。番組をいただいた茉莉佳さんが出ていたのでこれで見たよと言えるというわけだ。 清元 女車引はなんと 千代役の豆涼さんに代わりまめ蝶さんになっていた。 地唄 袖の露は豆弘さんと佳つ...