古都を旅する

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伊勢河崎商人館

週刊新潮の「とっておき私の伊勢」作家の朝井まかて氏の4回目は「伊勢河崎商人館」だった。神都伊勢の台所と呼ばれた問屋街の面影を残す。 プラス1は「伊勢春慶デザイン工房」だった。伊勢河崎商人館の東隣の築150年の木造家屋を改造した春慶塗の工房だ...
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御塩殿

週刊新潮の「とっておき私の伊勢」作家の朝井まかて氏の3回目は「御塩殿」だった。二見浦にある御塩殿(みしおどの)は堅塩をつくるところだ。焼き固めた三角錐形の堅塩は豊受大神宮へ運ばれる。 プラス1は「二見興玉神社」だった。二見浦の夫婦岩で知られ...
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冨士谷御杖の言霊論とモスクワでの『古事記』公演

鎌田東二「霊性の京都学87 冨士谷御杖の言霊論とモスクワでの『古事記』公演」『月刊京都 2016年12月号』 冨士谷御杖については、「倒語説」について言及されたところで、前月は終わった。さて、今月の論を読む前に、鎌田東二氏の冨士谷御杖の「倒...
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五十鈴川カフェ

週刊新潮の「とっておき私の伊勢」作家の朝井まかて氏の2回目は「五十鈴川カフェ」だった。明治国家による権威付けがされる前は誰にでも開かれた伊勢だった。「おかげ参り」のピークが江戸時代に5度記録されたという。内宮の鳥居を出て五十鈴川を渡った対岸...
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内宮

週刊新潮の「とっておき私の伊勢」作家の朝井まかて氏の1回目は「内宮」だった。何度も伊勢に通って『ぬけまいる』(講談社、2012年)を書いたという。 プラス1は「あきやま」だった。「重厚なカウンターが印象的な和風割烹」とあるが、和風割烹とはな...
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立命館大学衣笠キャンパス

週刊新潮の「とっておき私の京都」京都出身のロックバンドのクルリの4回目は「立命館大学衣笠キャンパス」だった。京都府立堂本印象美術館へはよく行ったけど、立命館には寄ったことがない。ということで、衣笠キャンパスはよく知らないのだ。 プラス1は「...
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鳴鏑と出雲国造家

鎌田東二「霊性の京都学86 鳴鏑と出雲国造家」『月刊京都 2016年11月号』 前号の「鳴鏑(なりかぶら)」問題を要約したのち、北島国造家に伝わる「鳴鏑」を見に北島国造館を訪ねた鎌田東二であった。確かにどのような音がするのか、鹿の角を加工し...
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松野醤油

週刊新潮の「とっておき私の京都」京都出身のロックバンドのクルリの3回目は「松野醤油」だった。鷹ヶ峰にある創業1805年(文化2年)の老舗醤油メーカーである。木樽を使っている。どうもこの辺りはなかなか足を運ぶ機会がない。車ですっと通り過ぎると...
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今宮神社

週刊新潮の「とっておき私の京都」京都出身のロックバンドのクルリの2回目は「今宮神社」だった。今宮神社のやすらい祭とあぶり餅の話だったが、「東に比叡山、西に左大文字山も見える。京都で一番落ち着く場所です」という岸田繁氏の呟きが気になった。比叡...
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磔磔(たくたく)

週刊新潮の「とっておき私の京都」京都出身のロックバンドのクルリの1回目は「磔磔(たくたく)」だった。今回はライブハウスから始まった。 プラス1は「拾得(じっとく)」だった。これもライブハウスだ。