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『語りかける花』(1992)

志村ふくみ『語りかける花』人文書院、1992、2010年第19刷 著者のように散歩したい。 嵯峨天皇陵から見る真紅の大沢の池や桂川が赤い帯のようにみえる冬の朝 新年を迎えてすぐ雪の朝のしずもりかえった後宇多天皇陵 (冬を越えよ) でもこの本...
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『基督信徒のなぐさめ』(1939)

内村鑑三『基督信徒のなぐさめ』 岩波文庫、1939年、2013年第40刷 若松英輔氏が『内村鑑三をよむ』(岩波ブックレット、2012年)で以下のように書いていた。 「だが、文語体で書かれていることも、その大きな要因なのだろう。全集を別にすれ...
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『藤原氏千年』(1996)

朧谷壽『藤原氏千年』講談社現代新書、1996年、2012年第21刷 藤原鎌足より山科言継までを描くが中心は藤原道長である。 「本書では、貴族の世紀と言える平安時代をはさむ、その前史と後史を象徴的に把握しながら、貴族社会を代表する大家族を形成...
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『角川日本地名大辞典 京都府』(1982)

『角川日本地名大辞典 26-1 京都府 上巻 総説・地名編』角川書店、1982年 『角川日本地名大辞典 26-2 京都府 下巻 地誌編・資料編』角川書店、1982年 『角川日本地名大辞典』第26巻上下巻(京都府)が届いてしまった。今は簡単な...
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『平安京散策』(1991)

角田文衞『平安京散策』(京都新聞出版センター、1991年、2009年再版)に「他方、平安京の文献学的研究も大いに進捗した。中でも忘れ難いのは、紫式部の邸宅や紫野の斎院の位置を明らかにし、また『源氏物語』の若紫帖に見える「北山のなにがし寺」の...
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『源氏物語の色ーーいろなきものの世界へ』(2014)

色について伊原昭(いはら あき)ほどの人を他に知らない。彼女が志村ふくみと通じるものがあると書いていることは重要なことだ。 「出版に際し、永年の友とあえていわせていただくことをお許し願いたい、志村ふくみ氏〔重要無形文化財保持者〕の溢れる織物...
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『近世思想家文集』(1966)

かつて、家永三郎が岩波書店の日本古典文學大系の『近世思想家文集』の解説に「近世思想界概観」として「かつて中江兆民は「我日本古より今に至る迄哲学無し」と言った。今日、諸大学には西洋哲学史・中国哲学史・インド哲学史といった講座が設けられているが...
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『儒学殺人事件』(2014)

小川和也『儒学殺人事件 堀田正俊と徳川綱吉』講談社、2014年 徳川綱吉を明君だとか、見直される風潮が教科書にも及んでいる。BSでも歴史学者の司会者がそのことに言及していた。 しかし、そのことが笑止であることは『儒学殺人事件』を読めばよく分...
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『江戸の読書会』(2012)

前田勉『江戸の読書会』平凡社選書、2012年 学習方法にも歴史がある。 江戸の読書会がその一つである。儒学を学習するため、素読、講釈のあとに会読が行われたことを我々は知らない。 明治時代に会読の伝統は失われ、我々が共同研究する方法が江戸の読...
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『親鸞「四つの謎」を解く』(2014)

梅原猛『親鸞「四つの謎」を解く』新潮社、2014年 著書の発売記念で12月13日に久しぶりに著者の講演を聴けることになった。それまでには読んでおきたい。講演を聴くために読む本が溜まるのは、並行して本を読むからで、この習慣を変えないと図書館か...