断片記憶

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司馬遼太郎の書庫について

2013年の秋に東大阪市にある司馬遼太郎記念館へ行ったとき、約6万冊の蔵書という話を聞いた。安藤忠雄氏設計の吹き抜けの書庫は司馬遼太郎氏の作品以外は全集の類のようなものしかなく不思議な感じがしたのを覚えている。 谷沢永一氏の『本はこうして選...
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尸位素餐(しいそさん)は通ぜず

辻井重男氏のMELTupの講演会の前振りのお話の中で、小松啓一郎著『暗号名はマジックー太平洋戦争が起こった本当の理由』(KKベストセラーズ、2003年)に載っていた言葉が以下の熟語だった。 尸位素餐(しいそさん) 「高い官位にありながら、満...
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『存在と時間』へ再びチャレンジ

田村書店でもらった岩波書店の『図書』4月号を読んで、『存在と時間』の2-4を東京堂書店で買ってしまった。1で挫折したはずなのだが、「いく度かのすれ違いの果てにーーハイデガーとの出会いについて」(熊野純彦)の稲垣足穂の引用がよかったせいか。
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『庭師小川治兵衛とその時代』(2013)

建築史家の鈴木博之氏が2014年2月3日に亡くなったが、読みかけの本があった。 『庭師小川治兵衛とその時代』(東京大学出版会 2013) 鈴木博之氏は近代日本の支配層が欲した表現としての庭園があったいう。山縣有朋の無隣庵の前に琵琶湖疎水開発...
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夢枕獏の結界

夢枕漠の結界 この結界に入ると、外を隔てる壁はなく、季節が冷気や暑気を通して膚から感じられ、宵の空、桜の闇を静かに眺めている自分が見える気がする。エンターテイメントは苦しみ、悲しみを昇華していまう力がある。また、時期が来たら読み直そうか。
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来年の大石忌は?

今年の大石忌はお茶屋の中居さんが、積極的に勧めてくれなかったので、見送りましたが、来年の3月20日(木)の大石忌に豆そめさんが舞うと本人から聞きました。同期の杏佳さんも一緒だそうで、見に来てと言われると断るのが難しいなあ。都をどり、五花街、...
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岳宝剣

宝剣岳 松井登(45才)さんが千畳敷カールで1995年1月4日に雪崩に巻き込まれ5日11時半遺体で発見される。この雪崩は松井さんら2人のほか4人のパーティーも巻き込まれている。 最後に見かけたのは、八ヶ岳のジョーゴ沢でのアイスクライミングの...
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阿弥陀岳北陵

阿弥陀岳北稜 この山には北稜もあるが2ピッチと短い。ただし取り付きまでラッセルがきつかった。12月で雪が岩稜について雪を払っての登攀になる。笠松美和子さんのパーティと鈴木昇巳のパーティが赤岳鉱泉に着ていたが、鈴木パーティは小同心クラックだっ...
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双子山

双子山  石灰岩の山はルートがいくつもあった。中央稜はやはり取付きが決め手か。フレークに足を突っ込んでずり上がる。
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一ノ倉沢衝立岩中央稜

一ノ倉沢衝立岩中央稜  雪渓からテールリッジへ飛び移るのに間が出来ており緊張した。